中国、最大の国際特許出願国を維持

人民網日本語版 2025年03月20日13:23

世界知的所有権機関(WIPO)はこのほど、2024年世界知的財産権出願統計データを発表した。データによると、2024年のPCT(特許協力条約)国際特許出願総件数は前年比0.5%増の27万3900件に達した。中国は同0.9%増の7万160件で最大の特許出願国を維持。米国は2.8%減の5万4087件で2位となった。日本、韓国、ドイツがそれに続いた。人民日報が伝えた。

出願者別では、中国の華為技術有限公司(ファーウェイ)が6600件で世界1位。韓国のサムスン電子が2位につけた。3位以下は米国のクアルコム、韓国のLG電子、中国の寧徳時代が続いた。出願者トップ100のうち日本は35、中国は21、米国は19となっている。

教育分野では、米国のカリフォルニア大学が519件で世界1位を維持。2位以下は米国のテキサス大学システム、中国の清華大学、浙江大学、韓国の国立ソウル大学校。

デジタル通信は24年にPCT特許出願の主要分野になり、全体の10.5%を占め、19年以降トップだったコンピューター技術を上回る結果となった。その他の主要分野には、コンピューター技術、電気機械、医療技術、計測がある。この5分野はPCT国際特許出願総件数の約40%を占め、19年より5ポイント上昇。トップ10の技術分野のうち、デジタル通信と電気機械の成長率が最も高かった。(編集YF)

「人民網日本語版」2025年3月20日

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