外交部「米国はサプライチェーンを利用した悪意あるサイバー活動を停止すべき」
外交部(外務省)の25日の定例記者会見で、郭嘉昆報道官が米国による世界的なサプライチェーンを利用した悪意あるサイバー活動について質問に答えた。
【記者】中国サイバーセキュリティ産業連盟は25日、報告書「米国情報機関による世界のモバイル・スマート端末を標的にした傍受・機密窃取活動」を発表。米国が世界のモバイル・スマート端末、モバイル産業サプライチェーン、事業者を標的にサイバー攻撃や傍受・機密窃取活動を実施していることを明らかにした。これについてコメントは。
【郭報道官】中国はこの報告書に注意を払っている。報告書によれば、米国政府は情報技術及び産業サプライチェーンの川上における独占的優位性を乱用し、世界規模で携帯電話、さらにはモバイル産業全体のエコシステムに対して、大規模かつ長期間にわたり悪意あるサイバー活動を展開してきた。
報告書は、米国がサプライチェーンやモバイル通信事業者を通じたサイバー攻撃を実施している最も主要な国であることを明らかにした。長年にわたり、米国はサプライチェーンのセキュリティ問題において「泥棒が他人を泥棒呼ばわりし」、ダブルスタンダードを弄し、いわゆる「5Gサプライチェーンのセキュリティ問題」を騒ぎ立てることに全力を尽くしてきた一方で、自国の大手インターネット企業や設備サプライヤーの協力の下で、世界の情報機器製品にバックドアを仕込み、自らのサイバー攻撃に利用してきた。この報告書は、米国の本性を国際社会が見極める一助となるものと信じる。
我々は、報告書が暴露した米国の悪意あるサイバー活動に対して重大な懸念を表明し、米国に対して、こうした行為を直ちに止めること、特にグローバルなサプライチェーンを利用した悪意あるサイバー活動を止め、責任ある姿勢で全世界に向けて説明を行うよう促す。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年3月26日
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