王毅中共中央政治局委員(中央外事活動委員会弁公室主任)は7月24日、南アフリカ・ヨハネスブルグで開催された「BRICS国家安全保障担当上級代表フレンズ会合」に出席した。会合は「日増しに発展途上国の試練となるサイバーセキュリティ」をテーマとし、踏み込んだ話し合いを行った。新華社が伝えた。
王氏は「サイバーセキュリティは国家安全保障の重要な礎だ。共通の試練を前に、我々は戦略的な意思疎通を強化し、協力の方向性を明確にし、共通利益を守るべきだ」と表明し、4つの提案を行った。
(1)公平で合理的なサイバー空間の構築。サイバー空間の未来は各国が共同で切り開くべきであり、サイバー空間のセキュリティも各国が共同で守るべきだ。
(2)開かれた包摂的なサイバー空間の構築。サイバー空間はデジタル覇権の「新たな戦場」ではなく、百花斉放の「大舞台」であるべきだ。
(3)安全で安定したサイバー空間の構築。国連憲章の趣旨と原則を遵守し、各国が自ら選択したサイバー発展の道と管理モデルを尊重し、共通・総合・協調・持続可能な安全保障観を実践し、サイバー空間の平和利用を提唱する必要がある。
(4)生命力と活力に満ちたサイバー空間の構築。発展と安全を統合的に計画し、国家安全保障と公共の利益を確保すると同時に、デジタルの好機をしっかりと捉え、デジタルデバイドを埋め、デジタル化がもたらす恩恵を共に享受し、サイバー空間における国際協力の潜在力と活力を引き出す必要がある。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年7月25日