中日関係の安定した持続的な発展を大きな枠組み・方向性・知恵で推進

人民網日本語版 2025年03月26日15:24

第11回中日韓外相会議、第6回中日ハイレベル経済対話、中日外相会談などがこのほど相次いで東京で開催された。一連の活動は、近年の中日関係改善の勢いを継続し、中日の戦略的互恵関係に新たな意味を加えるものであり、中日関係の安定した持続的な発展が両国及びアジアの平和と繁栄にとって持つ重要な意義が再確認された。新華社が伝えた。

■中日関係の安定した持続的な発展の推進には、大きな枠組みに着眼することが必要

中日は互いに重要な隣国であり、両国関係の意義は二国間関係の範疇を超える。不確実性に満ちた国際情勢を前に、中日関係の安定した持続的な発展を推進することは、両国及び両国民に恩恵を及ぼすだけでなく、地域と世界にも寄与するだろう。双方は両国首脳間の重要な共通認識をしっかりと実行に移し、歴史の正視と未来志向、相互信頼の増進と疑念の解消、共通認識の形成を堅持し、両国関係の正しい方向性を維持し、各分野で互恵協力を深め、中日関係の安定した持続的な発展を推進し、両国及びアジアの平和と繁栄に貢献するべきだ。

■中日関係の安定した持続的な発展の推進には、大きな方向性をしっかりと把握することが必要

中日間の4つの基本文書は、両国関係の大きな方向性を定めた。歴史を正しく認識し扱うことは、日本が戦後、国際社会に復帰する上での重要な前提条件であり、日本が周辺諸国との関係を発展させる上での政治的な基礎であり、それ以上に平和的発展という約束を日本が遵守できるか否かを検証する上での重要な基準である。中日間の4つの基本文書は、歴史問題及び台湾問題について明確に規定しており、これを厳格に履行しなければならず、曖昧にしたり後退させたりすべきではない。中日平和友好条約は中日共同声明の諸規定を厳格に遵守すべきであることを明記しており、声明と条約は一体となって、法的拘束力を有する両国関係の指導文書を構成しており、共に厳守しなければならず、歪曲や違反は許されない。

■中日関係の安定した持続的な発展の推進には、大きな知恵を用いることが必要

中日交流には古く長い歴史があり、中国が平和を愛するパワーであり、信義と親睦を重んじることを、日本は最も良く知っているはずだ。歴史の大きな転換点において、隣国としてのあるべき道とは何か、大勢の赴くところとは何か、日本の有識者は深思熟考し、善なる道を選択すべきである。中日はアジアの価値観を発揚し、実践し、「各々の理想とするものを互いに認め合う」知恵を結集し、文明交流の新たな未来図を共に描き、文明発展の新たな秩序を共に構築し、文明的で素晴らしい新たなふるさとを共に築き、人類運命共同体の構築を後押しすべくプラスのエネルギーをさらに注ぎ込んでいくべきである。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年3月26日

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