習近平国家主席が国際ビジネス界の代表と会談
習近平国家主席は3月28日午前、北京の人民大会堂で国際ビジネス界の代表らと会談した。新華社が伝えた。
習主席は「長年にわたり、中国は一貫して世界経済成長の主要な貢献者であり、安定のための錨であり、中国式現代化を全面的に推進している。対外開放は中国の基本国策であり、中国は高水準の対外開放を推進しており、規則や規制、管理、基準など制度型開放を着実に拡大し、開放の扉はますます大きく開かれ、外資活用の政策は変わらず、今後も変わることはない。中国は世界第二の消費市場であり、世界最大規模の中所得層を有し、巨大な投資と消費のポテンシャルを秘めている。中国は質の高い発展に努めており、グリーン化、デジタル化、スマート化へのモデル転換の推進が加速され、産業付帯能力が強く、新たな科学技術革命と産業変革にとって最も優れた応用シーンとなっている。中国はすでに比較的健全な外資活用に関する法規・政策体系と業務体系を形成しており、貿易・投資の自由化・円滑化を促進し、市場化・法治化・国際化された一流のビジネス環境を積極的に整備している。中国は長期にわたり政局の安定と社会の安定を維持しており、世界からも認められた最も安全な国の一つである。これらの点は、中国は事業の舞台が大きく、市場の将来性があり、政策の見通しが安定し、安全に関する情勢が良好で、まさに外資企業が投資し事業を発展させるのに適した地であることを示している。中国はこれまでも、現在も、そして将来においても必然的に外資企業が理想とする安全で有望な投資目的地であり、中国と共に歩むことはチャンスと共に歩むことであり、中国を信じることは明日を信じることであり、中国に投資することは未来に投資することである」と指摘。
「中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議(三中全会)は、外資企業投資と対外投資の管理体制改革の深化についてすでにロードマップとタイムスケジュールを定めた。中国は市場参入のハードルを下げることを重点として、さらに開放を拡大していく。また、中国で外資企業も同等に国民待遇を受けられるよう保証し、市場の公平な競争を維持する。さらに、外資企業との意思疎通と交流を強化し、中国での貿易・投資に出来得る限りの利便性を提供し、法に基づいて外資企業の合法的権益を保護していく。同時に、中国は平和的発展路線を揺るぎなく歩み、外資企業の発展のために良好な外部環境を整備するよう努める」と強調した。
習主席は「多国間主義は世界が直面している困難や試練を解決するための必然の選択であり、経済のグローバル化は阻むことのできない歴史の潮流だ。中国は真の多国間主義を堅持し、普遍的に恩恵をもたらす包摂的な経済グローバル化を後押しし、積極的に世界経済ガバナンスに参加し、開放型の世界経済を構築するよう努めている。外資企業、特に多国籍企業は世界経済秩序を守るうえで重要な役割を果たしており、重要な責任も担っている。多角的貿易体制を共に守り、世界の産業チェーン・サプライチェーンの安定性を共に守り、開放的で協力的な国際環境を共に守り、経済グローバル化が正しい方向へと発展するよう後押しする必要がある」と指摘した。
今回の会談には、外資企業グローバル本社の会長や最高経営責任者(CEO)、ビジネス関連協会の代表ら40人余りが参加した。米物流・運送会社フェデックス社長兼CEOのラジ・サブラマニアム氏、独メルセデス・ベンツ取締役会会長・最高経営責任者(CEO)のオラ・ケレニウス氏、仏製薬会社サノフィの最高経営責任者(CEO)ポール・ハドソン氏、英銀HSBCホールディングス最高経営責任者(CEO)のジョルジュ・エレデリー氏、日本・日立製作所会長の東原敏昭氏、韓国SKハイニックス最高経営責任者(CEO)の郭魯正氏、サウジアラムコ最高経営責任者(CEO)のアミン・ナセル氏らが発言した。(編集AK)
「人民網日本語版」2025年3月28日
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