習近平総書記の「ベンチ座談会」
17日、黔東南州黎平県肇興侗寨の視察時、信団鼓楼で村の幹部や村民代表と囲炉裏を囲んで座り、農村の全面的な振興について語り合う習総書記。(撮影・謝環馳)
習近平総書記は17日、貴州省黔東南苗(ミャオ)族侗(トン)族自治州を視察した。黎平県にある侗族の集落・肇興侗寨では、習総書記は村民たちと囲炉裏を囲み、皆でベンチや腰かけに座って車座になって話し合う「ベンチ座談会」を開いた。新華網が伝えた。
習総書記は地方在任時からすでに「ベンチ座談会」を開いていた。1980年代に中国共産党河北省正定県委員会書記を務めていた習氏は、正定県の街角に四角いテーブルを置き、住民と車座になり、その場で意見を聞き、質問に答えていた。厦門(アモイ)時代もしばしば草の根の調査を行い、訪れた先々で皆と一緒にベンチや腰かけに座り、親しく話を交わした。
中国共産党第18回全国代表大会(第18回党大会)以降、習総書記は地方視察の際にしばしば「ベンチ座談会」を開いてきた。これは、民意を聞き、民衆の知恵を集めるための一つの方法だ。習総書記が述べたように、「人民大衆は実践の最前線におり、実践における変化を最も敏感に察知し、最も深く感じており、最も賢明でもある。人民大衆の中に入って行きさえすれば、多くの難解な問題も視界が開け、答えを見出すことができる」のである。
今回、習総書記は黔東南州黎平県の肇興侗寨を訪れ、村の幹部や村民代表と車座になり、農村の全面的な振興について語り合った。人々は近年の村の変化や幸せな生活について習総書記に話した。習総書記はそれを聞いてうれしそうに「皆さんの話や表情から、村がこの数年活気に溢れていることが見て取れる」と述べた。
日常のこまごましたことを語り、民生の状況を問い、庶民の心の声を聴く。習総書記は、人民大衆と交流することで、その生活状況を細やかに把握し、政策の策定について考えるのである。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年3月21日
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