外国人の目に映る中国とは?
中国のネットユーザーから親しみを込めて「スピード」と呼ばれる米国の人気YouTuberであるアイ・ショー・スピードさんが最近、上海や北京、成都、重慶などを訪れ、ライブ配信を行い、安全で、友好的、かつ美しい中国の姿が、中国国内外のネットユーザーから高い評価を受けている。新華社が伝えた。
アイ・ショー・スピードさんの本名は、ダレン・ジェイソン・ワトキンス・ジュニアで、ゲーム実況者として有名であるほか、ライブ配信の抽象的なスタイルが人気となり、YouTubeでは3700万人以上のフォロワーを抱え、フォロワーの間では「スピード」と呼ばれている。そんなスピードさんは3月24日、上海で6時間連続でライブ配信を行い、多くの海外のフォロワーから、「これが本当の中国なんだ」と驚くコメントが次々と寄せられた。
スピードさんが時速350キロの中国の高速列車に乗りながら、2K解像度で一度も途切れることなくライブ配信を行ったことに対し、米国のネットユーザーから寄せられた「ニューヨークの地下鉄では、文字のコンテンツも見ることができない」というメッセージは非常に対照的だった。またスピードさんは、上海の外灘(バンド)で、中国の歌手・大張偉の曲「陽光彩虹小白馬(Sunshine Rainbow White Pony)」を熱唱し、河南省登封市の少林寺では、カンフーの様々な技を学び、疲れ切って顔をゆがめていた。
スピードさんのように、中国の街中に足を運び、中華文化の底知れぬ魅力を肌で感じる外国人が今、増えている。外国人の目に、今の中国はどのように映っているのだろうか?
湖南省張家界市の観光スポット・七十二奇楼は夜になると、ライトアップされて美しく輝く。レトロな雰囲気を漂わせるグルメ街で、韓国人観光客の趙載鉉さんは、スマホを使って決済を済ませ、お気に入りの軽食を食べながら、「張家界観光がどんどん便利になっている」と話していた。
データによると、2024年、張家界を訪問した外国人観光客は前年比166.3%増の延べ183万人に達した。
多くの外国人にとって、「中国文化体験」が中国を旅行する主な目的の一つとなっている。天津の南開大学漢語言文化学院では今、金髪で青い目の留学生たちが京劇の衣装を身にまとい、メイクを施して、京劇の演目の練習を一生懸命行っている。
南開大学漢語言文化学院は2019年から、同大学の「中外青少年中華優秀伝統芸術実践基地」を活用して、専門の教師を招聘して、京劇のカリキュラムを設置し、学生が「見物客から、奥深さを理解する玄人」になれるようサポートしている。これまでに、ロシアやトルコ、ウズベキスタンを含む約30ヶ国・地域から来た留学生が中国の学生と共に、京劇を学んだ。
中国と海外の貿易が日に日に盛んになっている良い波に乗るかのように、今年に入り、多くの多国籍企業の責任者が中国を続々と訪問して、各経済貿易関連のフォーラムや工場、産業パークなどに姿を見せ、注目を集めている。では、海外の学者や企業の上層部の目に、今の中国はどのように映っているのだろうか?
ドイツの著名な経営思想家・ハーマン・サイモン氏は3月末、同国の企業やコンサルタント機関の代表約20人と共に、江蘇省南京市を訪問した。ここ数十年の中国の発展と変化が印象深かったようで、「イノベーションを創出する中国が今後、世界に新しいチャンスをシェアしてくれるだろう。世界の工場から革新的な実験室へと発展している中国は、重要な市場であるだけでなく、世界最先端のイノベーションエコシステムの代表格だ」との見方を示した。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年4月9日
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