1分間で100メートルの畦塗り作業ができる自動操縦トラクターが登場
春を迎え、農家は田畑を耕作する重要な時期を迎える中、福建省では「春季農業生産現場推進会」が開かれ、畦塗り作業ができる自動操縦トラクターがお披露目された。そのトラクターは1分間で、100メートルの畦塗り作業ができるという。新華社が伝えた。
1分間で、どのように100メートルの畦塗り作業をこなすのだろうか?また人力で行うのと比べると、トラクターを使うとどんなメリットがあるのだろうか?記者と一緒に、このトラクターの畦塗り作業を実際に体験してみよう。
畦塗り作業ができる自動操縦トラクターは、畦切り爪の高さや幅を調整することで、畦の高さと幅を設定することができるため、田んぼだけでなく、畑や果樹園などでの作業にも適している。
事前に、ルートを設定しておけば、バックグラウンド制御プログラムにより、トラクターのハンドルが自動制御され、設定通りに作業を進めていく。毎年、畦塗り作業をする春になると、ネットユーザーから、「どうして畦塗りをしなければならないのか?」という質問が寄せられるが、畦塗りをすることで、水が漏れたりするのを防ぐことができ、灌漑レベルが高まり、田んぼの管理がしやすくなる。
では人力で畦塗り作業を行う場合と比べると、トラクターにはどのようなメリットがあるのだろうか?まず、人力の場合は時間と労力が相当量必要となる。一方、トラクターであれば、1分間で数十メートルから100メートルの畦塗り作業をこなすができ、以前なら数日かかっていた作業が1時間もかからないうちに終えることができる。また、トラクターが作った畦は強度に優れ、均質でまっ直ぐした出来上がりになる。
さらに自動操縦トラクターを導入することで、田んぼから水が漏れたりするのを防ぎ、時間と労力の節約にもつながる。スマートな農機が普及するにつれて、農業生産にテクノロジーのパワーがますます注入されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年4月10日
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