北京市、2027年末までに5Gの大規模応用を完全実現へ
北京市は2027年末までに、「能力の普遍化、応用の普及化、恩恵の広範化」という5G発展の基本構造を構築・形成し、5Gの大規模応用を完全実現し、5Gが各産業を強化する応用レベルを向上させ、中国をリードする5G応用の先進モデル都市になることを目指している。中国新聞社が伝えた。
上述したことは9日に発表された「北京市5G大規模応用『揚帆』行動高度化計画(2025−27年)」で打ち出された目標だ。
同計画によると、北京は27年末までに5G個人ユーザーの普及率をほぼ100%に達成し、5Gネットワークのデータ通信量に占める割合が75%以上になることを目指している。5G-Aの応用展開を加速させ、一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)の5G応用普及率を45%に、1万人当たり5G基地局数(5G-A基地局を含む)を70カ所に達成する。市全体で5G-A対応基地局を累計3万5000カ所以上新設もしくは改造し、五環路以内の全域・連続カバーと、重点シナリオおよびエリアでの5G-Aのネットワークカバーを実現する。
同計画は5G応用の進化に関して、北京は新興端末エコシステムを展開するとしている。5Gに基づくスマートロボット、スマートモバイル端末、クラウドデバイスなどの研究開発・展示とシナリオ展開を強化し、5Gを融合させる裸眼3D技術の応用、スマートウェアラブルデバイス、スマートホーム製品などの革新的な業態を積極的に育成する。自動車メーカーが自動車の製造段階で5G通信モジュールを統合するよう奨励する。
北京はさらに新しい体験シナリオを拡大する。5G新通話、クラウドスマホ、5Gメッセージングなどの応用の革新的な進化を加速させ、5Gや5G-A先端技術アーキテクチャとAIの深い統合を積極的に推進する。基礎通信事業者が5G-Aネットワークスライシングやエッジコンピューティングなどの技術を活用し、人々の多様なニーズに対応して精緻化・差別化されたサービス戦略をカスタマイズするよう奨励する。端末メーカーが携帯電話の超高精細度動画表示分野のハイダイナミックレンジ、高フレームレート技術の進化を加速させ、5G超高精細度動画およびライブ配信のエンターテインメント、スポーツイベント、電子商取引などの垂直産業での大規模な普及を達成するよう支援する。(編集YF)
「人民網日本語版」2025年4月10日
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