中英外相が電話会談

人民網日本語版 2025年04月23日14:42

王毅中共中央政治局委員(外交部部長)は22日、英国のラミー外相と電話会談した。新華社が伝えた。

王氏は「中英関係の改善と緩和の機運は容易に得られたものではなく、ことのほか大切にする必要がある。中国は英国と共に、両国首脳の戦略的指針に従い、様々な妨害や雑音を排除し、両国関係の着実な前進という方向性をしっかりと捉え、互恵協力に焦点を合わせ、より多くの前向きなアジェンダを積み重ねていきたいと考えている。一方的な覇権行為が横行する現在、中英両国には、第二次大戦後に構築された国際秩序を守り、国連中心の国際体制を守り、多角的貿易体制を守る責任がある」と指摘。

「米国は関税を武器に各国に無差別攻撃を行い、世界貿易機関(WTO)のルールに公然と違反し、各国の正当な権益を損なっている。国と国との関係をジャングルの掟に後退させるこのようなやり方は歴史の歯車を逆転させるものであり、人心を得ることはできず、拒絶したり反発したりする国が増えている。責任ある国家である中国がこれを阻止すべく立ち上がったのは、自国の正当な権益を守るためであり、それ以上に国際ルールと多角的貿易体制を守るためである。中国は引き続き高水準の対外開放を堅持し、各国との互恵・ウィンウィンの協力を堅持し、世界との発展の機会の共有を堅持していく」とした。

ラミー外相は「国連安保理常任理事国として、英中両国は世界経済及び国際貿易の持続可能な発展に対して重要な責任を有しており、この点について中国側と意思を疎通していきたい」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年4月23日

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