日本和歌山県アドベンチャーワールドのパンダ4頭が6月末に中国返還へ

人民網日本語版 2025年04月25日16:55

日本和歌山県のテーマパーク・アドベンチャーワールドは24日、現在飼育しているジャイアントパンダ4頭全てを、6月末に中国の成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地に返還することが決まったと発表した。中国新聞社が報じた。

返還される4頭は、「中日友好特使」として人気を博した「永明(エイメイ)」のパートナーだったメスの「良浜(ラウヒン)」(24歳)と、その娘の「結浜(ユイヒン)」(8歳)、「彩浜(サイヒン)」(6歳)、「楓浜(フウヒン)」(4歳)となっている。

アドベンチャーワールドによると、中日双方で取り組んできたジャイアントパンダ保護共同プロジェクトの契約期間が今年8月で満了するため、中国側と協議した結果、パンダへの負担を減らすため、比較的涼しい6月に4頭を返還することが決まったという。

NHKの報道によると、和歌山県の宮崎泉副知事は24日、「パンダがこれまで日中両国の友好の懸け橋となり、国内外からの観光誘客や地域振興にも大きく貢献してもらったことに心より感謝している」とコメントした。

「良浜」、「結浜」、「彩浜」、「楓浜」が返還され、新たなパンダの日本への貸与が無かった場合、日本で飼育されるパンダは東京・上野動物園の双子パンダ「暁暁(シャオシャオ)」と「蕾蕾(レイレイ)」の2頭だけになる。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年4月25日

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