習近平国家主席が新開発銀行を訪問

人民網日本語版 2025年04月30日11:50

習近平国家主席は29日、上海にある新開発銀行本部を訪問し、ルセフ総裁と会談した。新華社が伝えた。

習主席は「新開発銀行は新興国と発展途上国が設立し主導する初の多国間開発機関であり、グローバル・サウスの団結による自強のパイオニア的事業であり、グローバル・ガバナンスの改革・整備という歴史的潮流に沿っており、国際金融システムの新興勢力、グローバル・サウス協力の金看板として発展してきた」と指摘。

「『グレーターBRICS協力』は、すでに質の高い発展の段階に入っており、新開発銀行も質の高い発展という第2の『黄金の10年』をスタートさせる必要がある。中国は本部所在国として、これまでと同様に新開発銀行の運営と発展を支えていく。中国は新開発銀行とプロジェクト協力を強化し、グリーン、イノベーション、持続可能な発展に焦点を合わせ、より多くの実務的成果を挙げることを望んでいる。新開発銀行を通じて他の加盟国と発展経験を共有し、より多くの国際公共財を提供していきたい」と強調した。

さらに「グローバル・サウスは集団的に台頭し、世界平和の維持、共同発展の促進、グローバル・ガバナンスの整備における重要なパワーとなっている。国際情勢がいかに変化しようとも、人類の発展と進歩という大きな方向性が変わることはない。中国の発展は自力更生と刻苦奮闘によるものであり、自国の正当な権益と国際社会の共通利益を断固として守っていく」とした。

ルセフ総裁は「新開発銀行は初心を堅守し、積極的に行動し、発展途上国と新興国の発展促進に貢献していく」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年4月30日

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