助けてもらう立場から助ける立場になった四川大地震の被災者女性

人民網日本語版 2025年05月12日15:17

2008年5月12日に四川大地震が発生した時、当時14歳だった楊琳さんの学校の校舎は一瞬で倒壊してしまった。楊さんは、必死の思いで同級生2人を安全な場所まで連れて行ったものの、骨盤やあご、足など、たくさんの箇所を負傷し、浙江省人民病院に移送されて治療を受けた。そしてその治療期間中、病院の医療スタッフが立ち直れるようサポートしてくれたという。

その時から、「看護師になりたい」という夢が、楊さんの心に根差し、大学では看護を専攻。卒業前の研修先は、かつて自分を救ってくれた「浙江省人民病院」を真っ先に思い出したという。そんな彼女は今、リハビリテーション科の中核を担う看護師として活躍している。

楊さんは、「私自身もリハビリを経験したことがあるので、リハビリをサポートする立場となった今は、患者の気持ちがよく分かる。今後も、今のポストで頑張り続けたい」と語る。

そして、「メンタル的にも、身体的にも、しみじみとした実感がある。自分も輝けるよう光を当ててもらったことがあるので、自分もそのような光になりたい」とした。 (編集KN)

「人民網日本語版」2025年5月12日

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