「中国に対するイメージが変わった」 日本青年訪中団が事後報告会

人民網日本語版 2025年05月28日10:10

事後報告会の様子(撮影・許可)。

事後報告会の様子(撮影・許可)。

東京のある会議室で5月25日に行われた中日交流事業「私が見た中国」の事後報告会では、中国を訪問して帰国したばかりの日本の青年50人が、「中国では伝統文化と現代社会がうまく共存しているのを目にし、独特の魅力を感じた」や「中国の治安はとても良く、出会った人はみんなとても親切で友好的だった」、「中国のテクノロジーは急速に発展しており、見学したテクノロジーパークでは、テクノロジーがどのように生活を変えているかを、しみじみと感じた」と見聞きしたことや感じたことを報告し合っていた。人民網が伝えた。

故宮を観光する訪中団(写真提供・北京市人民対外友好協会)。

故宮を観光する訪中団(写真提供・北京市人民対外友好協会)。

北京市人民対外友好協会の招きを受けた東京都日中友好協会が率いる東京都青年訪中団は5月12日から16日までの5日間、北京を訪問した。訪問期間中、青年たちは北京語言大学の学生たちと踏み込んだ交流を行ったほか、故宮や万里の長城といった世界文化遺産を観光したり、新農村建設と無形文化遺産を体験したり、EC大手「京東物流」のアジア1号北京スマート産業パークや北京市高度自動運転モデルエリア・イノベーション運営センターといったテクノロジーパークを見学したりして、北京の奥深い文化や、活力あふれるイノベーションの原動力を至近距離で観察し、体験した。

東京都日中友好協会の成員に花束を贈って感謝を表す訪中団代表(撮影・許可)。

東京都日中友好協会のメンバーに花束を贈って感謝を表す訪中団代表(撮影・許可)。

東京都日中友好協会の中野修常務副会長や伊藤洋平理事長、杉本孝一郎副理事長、井上正順副理事長らが、事後報告でスピーチを行い、青年たちに、「中国の社会発展を理解した貴重な機会を大切にし、今回の訪中で見聞きしたことをじっくりと考え、今後の両国関係の友好的な発展を積極的に促進してほしい」と呼び掛けた。

北京市高度自動運転モデルエリアを見学する訪中団(写真提供・北京市人民対外友好協会)。

北京市高度自動運転モデルエリアを見学する訪中団(写真提供・北京市人民対外友好協会)。

今回の訪中団に参加した粕谷聖恩さんは、学生時代に中国の自動車メーカーに興味を持ったといい、自動運転を体験したいとずっと思っていたという。そして今回、その夢がついに叶い、「中国の自動運転技術は、業界最高水準だと思う」とした。

法政大学3年生の藤原琉宝さんは、交換留学生として中国に留学していた時に中国人の友達ができ、第二外国語として中国語を選んだ。そして、「中国人の友達が暮らしている場所について理解を深めたいと思い、今回の訪中団に応募した。今回の実体験を通して、中国社会の実際の状況について理解を深めることができた」と語った。

見聞きしたことや感じたことを語り合う日本の青年(撮影・許可)。

見聞きしたことや感じたことを語り合う日本の青年(撮影・許可)。

瀧山由生奈さんは大学時代、日本の古典文学を専攻していたといい、「私の専攻分野は中国文化がルーツであるため、中国に興味を持った」と話す。今回の訪中期間中、中国の大学生と交流し、「交流に壁はなく、すぐに共通の話題を見つけることができた」ことが印象深かったという。現在、教育関係の仕事をしている彼女は今後、教育の分野で中日友好の役に立つことをしたいと思っているとした。

小橋舞夕さんは、中国の書籍を輸入する仕事をしていて、「中国通」の同僚がたくさんおり、その影響で、中国に実際に行って、リアルな中国社会に対する理解を深めたいと思い、訪中団に応募したという。中国を初めて訪問した彼女は、これまで知っていた情報と全く違うと感じたといい、「北京の街並みはとてもきれいで、会う人はみんなとても親切。中国に対するイメージが変わった。中国人との交流を深めるため、今後は中国語を勉強したい」と話した。

中国で見聞きしたことや感じたことを語り合う日本の青年(撮影・許可)。

中国で見聞きしたことや感じたことを語り合う日本の青年(撮影・許可)。

訪中団の副団長を務めた井上副理事長によると、東京都日中友好協会が青年訪中団を企画したのは今回が3回目で、一人でも多くの青年に、中国の発展や変化を自分の目で見て、固定観念を払しょくし、両国の友好を促進する新しい力となってもらえるよう、今後は交流の形式を充実化させ、規模を拡大させる計画だという。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年5月28日

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