中日友好協会の招待を受けた、少林寺拳法グループの宗由貴(そうゆうき)総裁率いる高校生代表団72人が23日に北京に到着。そこから訪中の旅が始まった。24日夜、中日友好協会は北京でパーティを開き、代表団を歓迎した。人民網が報じた。
中国人民対外友好協会の宋敬武・副会長は歓迎の挨拶の中で、「若者は国の未来であり希望だ。中日友好の伝統も、両国の若い世代が受け継ぎ、発展させていかなければならない。日本の14の都道府県の高校27校から来た拳士58人から成る、今回の訪中団のメンバーは、中国の名所旧跡を見学し、中華伝統文化を体験するほか、ホームステイする中で、中国の同年齢の若者と食事などをして、共に学び、楽しみ、中国の庶民の家庭生活を体験する。今回の活動を通して、本当の中国を知り、中国国民の友好的な感情を感じてもらいたい。そして、今回の訪中が学生たちにとって、忘れられない学習の旅、収穫の旅、友情の旅となることを願っている」と語った。
宗総裁は挨拶の中で、「近年、日本を訪問する中国人観光客が日に日に増加しているのに対して、中国を訪問する日本人観光客は大幅に減少している。そのため、中国人の友好的な感情を実際に感じることができず、そのことが非常に気がかりとなる」と指摘し、「中日友好の未来を担う次の世代が一層力を発揮できるようにするために、在中国日本大使館の程永華・大使と積極的に意思の疎通を図り、今回の訪中が実現した。学生諸君は中日両国の国民の友好的な感情を実際に感じ、その目で確かめることができる」と強調した。
今回の高校生代表団のメンバーは、北京の万里の長城や故宮を見学するほか、鄭州へ足を運び、嵩山少林寺に行って少林武僧の朝稽古を見学したり、鄭州市回民中学(中高一貫校)の学生と交流したりする。また、夜は地元の人の家にホームステイする。その後、上海を訪問した後、帰国するという計画だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年8月29日
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