中国と太平洋島嶼国が第3回外相会合を成功裏に開催

人民網日本語版 2025年05月29日13:43

第3回中国・太平洋島嶼国外相会合が28日、福建省厦門(アモイ)市で開かれ、王毅中共中央政治局委員(外交部部長)とキリバスのマーマウ大統領兼外相が共同議長を務めた。新華社が伝えた。

王氏は「習近平国家主席の提唱した『4つの十分な尊重』は、中国と太平洋島嶼国の関係における基本的準拠だ。習主席と太平洋島嶼国首脳による戦略的導きのもと、中国と太平洋島嶼国の包括的な戦略的パートナーシップは新たな活力を示し、新たな成果を収め、新たな段階へと足を踏み出した」と指摘。中国・太平洋島嶼国運命共同体の構築に向けて、次の6点を提言した。

(1)相互尊重の堅持。中国は島嶼国が主権・安全保障・発展上の利益を守ることを断固として支持する。また、島嶼国が「一つの中国」原則を引き続き厳守するものと信じる。

(2)発展優先の堅持。グローバル発展イニシアティブを共同で実行に移し、「一帯一路」(the Belt and Road)の質の高い共同建設を深化させる。二国間自由貿易協定の交渉を加速させる。

(3)人々中心の堅持。年内に200件の「小規模だが素晴らしい」民生プロジェクトを実施する。

(4)交流と相互参考の堅持。メディア、若者、女性、スポーツなどの交流を強化する。

(5)公平と正義の堅持。国連中心の国際体制、国際法に基づく国際秩序を断固として維持する。

(6)「同舟相救う」の堅持。中国は気候変動に関するグローバル・ガバナンスにおいて島嶼国との調整・協力の強化を望んでいる。

会合では、「第3回中国・太平洋島嶼国外相会合共同声明」が全会一致で採択された。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年5月29日

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