中国の国際的な好感度が上昇、その背景にあった行動とは?

人民網日本語版 2025年06月05日16:22

米国の時事ニュースサイト「Axios(アクシオス)」は、米国のモーニング・コンサルト社が実施した41ヶ国を対象とする世論調査を引用する形で、ここ1年余りの間に中国の国際的な好感度が着実に上昇しており、特に今年3月以降はその勢いが加速していると報じた。5月末時点の中国に対する世界の純好感度は8.8であり、米国の同数値は-1.5である。中国の好感度が米国を上回ったのは、同調査の開始以来初だ。これは決して特殊なケースではなく、近年の複数の国際調査でも同様の傾向が示されており、世界が中国を見る目は今、より友好的かつ前向きなものへと変化しつつある。

国際的な好感度の上昇は、中国が一貫して世界平和の建設者、グローバルな発展の貢献者、国際秩序の維持者であることに起因し、これらの努力と成果は、国際社会にポジティブな影響をもたらしている。中国の発展と進歩は自国民に幸福をもたらすだけでなく、世界の平和と発展にも重要な貢献を果たしてきた。中国は世界経済成長への寄与率が約30%を維持し、主要エコノミーの中でも高い成長率を示している。「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設は10数年間の歩みの中で、すでに無数の普通の人々の生活に、目に見える、手に触れることのできる変化をもたらしてきた。世界が感じているのは、「皆で共に発展してこそ真の発展である」という中国の包摂性と善意だ。

中国に対する好感度の上昇は、自信があり、自立し、正義を堅持する大国としての中国に対する賛同と敬意の表れでもある。一国主義や保護主義が台頭する中、中国は揺るぎなく歴史の正しい側に立ち、開放型世界経済の構築を推進している。覇権主義やパワー・ポリティクスに対して、中国は常に正義を堅守し、公正な道理を主張し、国際法に基づく国際秩序を揺るぎなく擁護し、そのより公正で合理的な方向への発展を後押ししている。また、国としてのイメージの良さは、ソフトパワーが高まり続けていることにも表れている。今や中国の文化的創造力はかつてない活力で世界を包み込んでおり、オンラインゲーム「原神」や中国初の国産AAAゲーム「黒神話: 悟空(Black Myth: Wukong)」、TikTok、「小紅書」といった製品やサービス、そしてショートドラマの海外配信、DeepSeek(ディープシーク)旋風、「China Travel」などの現象は、長年にわたり西側メディアが構築してきた「情報の繭」を突き破り、ハイテク感に溢れ、歴史的蓄積が厚く、人々が親しみ深く明るい本当の中国を世界に示している。

世界からの好感は、中国の開かれた包摂的な度量と未来への自信にも由来する。中国はビザ免除対象国を拡大し続け、外資参入に関するネガティブリストを絶えず短縮し、ビジネス環境を最適化することで、中国の発展がもたらすメリットを世界中の企業が分かち合えるようにしている。先端製造、グリーンエネルギー、人工知能(AI)などの分野における中国のイノベーションとブレイクスルーは、自国の質の高い発展を推進するのみならず、それ以上に先進的な技術と質の高いサービスによって、人類共通の課題の解決に「中国の案」を提示している。

中国の国際的な好感度の上昇は、中国の路線への賛同であり、中国の貢献への肯定であるだけでなく、それ以上に人類運命共同体の理念が人々の心に深く浸透し、根を下ろしていることもはっきりと示している。これは、大国のイメージが意図的な「キャラ設定」によって築かれるものではなく、地道に「正しいことをし続ける」ことによって築かれるということを、我々に示している。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年6月5日

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