ダライ集団が日本で反中分裂活動 在日中国大使館報道官がコメント

人民網日本語版 2025年06月06日13:52

在日中国大使館報道官は5日、日本メディアが、いわゆる「西蔵亡命政府」と「日本西蔵国会議員連盟」が東京で「西蔵に関する世界国会議員会議」を開催したと報じた件について、記者の質問に答えた。

報道官は、「ダライ集団が日本の右翼反中政治屋と結託し、いわゆる『西蔵に関する世界国会議員会議』を開催し、中国の西蔵(チベット)政策を攻撃・中傷し、ダライ・ラマ14世の転生問題を取り上げて『西蔵問題』の国際化を扇動し、反中の茶番劇を演じた。日本政府はこれを放任し、極めて悪質な前例を作った。中国はこれに対し強い不満を表明するとともに、すでに日本側に対して厳正な申し入れを行った」と述べた。

さらに、「いわゆる『西蔵亡命政府』は完全な分裂主義の政治集団であり、中国の憲法および法律に明確に違反する非合法組織だ。世界のいかなる国もこれを承認していない。周知の通り、ダライ・ラマ14世は純粋な宗教者ではなく、宗教という衣をまとって反中・分裂活動を行っている政治的亡命者である。ダライ・ラマ14世およびいわゆる『西蔵亡命政府』には、西蔵の人々を代表する権利も、西蔵の将来と運命を決定する権限も一切ない」と指摘した。

また、「活仏の転生は西蔵仏教特有の継承方式であり、長年にわたり西蔵仏教界が尊重し堅持してきた、完全で確立された宗教儀礼及び歴史的慣例に基づいている。ダライ・ラマ14世を含むすべての活仏の転生は、国家の法律及び法規を遵守し、宗教儀礼及び歴史的慣例に従う必要がある」と述べた。

そして、「西蔵は古来、中国の領土の不可分の一部であり、蔵族は中華民族という大家族の重要な一員である。西蔵問題は完全に中国の内政であり、いかなる外部勢力による干渉も許されない。現在、西蔵の経済は力強く発展し、社会は安定し、文化は繁栄し、人々の生活も日々向上していることは明らかな事実である。ダライ集団が西蔵の人々の幸福な生活を妨げようとするたくらみは決して成功せず、いかなる人や勢力が西蔵を混乱させて中国を抑圧・牽制しようとしても、その企ては必ず失敗に終わる」と強調した。

最後に、「中国は日本側に対し、中日間の4つの基本文書の精神および国際関係の基本原則をしっかりと厳守し、中国の内政を尊重し、右翼反中勢力を厳格に取り締まり、西蔵関連問題を利用して騒ぎを起こすことをやめ、ダライ集団など反中分裂勢力をこれ以上容認・支持せず、中日関係にさらなる損害を与えないよう強く促す」と述べた。

「人民網日本語版」2025年6月6日

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