外交部「日本が歴史的罪責を深く反省し、平和発展の道を堅持することを望む」
人民網日本語版 2025年06月05日11:32
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外交部(外務省)の4日の定例記者会見で、林剣報道官が石破茂首相の歴史問題関連発言について質問に答えた。
【記者】報道によれば、日本の石破茂首相はこのほど、日経フォーラム第30回「アジアの未来」で、痛ましい記憶と歴史の教訓を忘れてはならず、戦争を繰り返してはならないと発言。日本は戦後、平和国家の道を歩んできており、今後もこれが変わることはなく、過去の歴史への反省を踏まえて侵略国家にはならないと表明した。石破首相の発言について、歴史を反省し、戦争の再発を防ぐ積極的な姿勢を示すものとの論評がある。中国として、これをどう評価するか。
【林報道官】石破茂首相が今回、日本は歴史を反省し、歴史の教訓を胸に刻み、戦争の過ちを繰り返さないと表明したことを、我々は重視している。正しい姿勢で歴史を認識し、受け止め、侵略の歴史に対する反省と謝罪を実際の行動によって示すことは、日本が戦後、国際社会に復帰するうえでの重要な前提であったし、中日関係の政治的な基礎、日本と近隣諸国との関係、日本の国際的イメージに関わる。
今年は中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利80周年にあたり、日本は歴史的かつ道義的問いかけに再び直面している。中日間の4つの基本文書によって「歴史を鑑として未来に向かう」という重要な政治原則が確立され、日本は厳粛な政治的約束をした。
我々は、日本が歴史的罪責を深く反省し、歴史の教訓を真摯に汲み取り、歴史、人々、未来に対して責任を持つ姿勢で、侵略の歴史を美化・隠蔽するあらゆる行為と徹底的に決別し、平和的発展の道を堅持し、実際の行動によってアジア近隣諸国と国際社会の信頼を得ることを望む。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年6月5日
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