中国の宇宙技術関連製品がパリ航空ショーに登場

人民網日本語版 2025年06月20日13:35

第55回パリ・ル・ブルジェ国際航空宇宙展示会(通称パリ航空ショー)が現地時間16日、開幕した。中国航天科技集団の展示ブースでは、さまざまな形で国際顧客に中国の宇宙技術の実力を披露した。うちキャリアロケット「長征6号A」とキャリアロケット「長征12号」の模型が初めて国際航空ショーで展示された。人民網が伝えた。

今回の航空ショーで、中国航天科技集団は、主に「長征2号D」「長征3号B」「長征6号A」「長征8号」「長征12号」などのキャリアロケットや「東方紅3号E」全電気推進小型通信衛星などの模型を展示。同時に、映像やマルチメティアを活用し、観測ロケット、通信衛星、リモートセンシング衛星の製品および応用、さらには中国の北斗測位システム、有人宇宙飛行、月探査、深宇宙探査、国際協力などの各分野の発展について説明した。

「長征6号A」と「長征12号」の模型は、国際航空ショーに初めて登場した。「長征6号A」は新世代の無毒・無公害キャリアロケットで、中国初の固体燃料ブースター付き中型ロケットとして、将来の衛星の多様な集中打ち上げニーズに対応できる。「長征12号」は中国の新世代中型液体燃料キャリアロケットで、現役の長征シリーズの高効率な単一コア段直列構成を継承しており、構造がシンプルで信頼性が高く、幅広いミッションに対応可能だ。また、太陽同期軌道への投入能力や低軌道における複数コンステレーション構築能力が向上した。中国の新世代キャリアロケットのラインナップをさらに充実・拡張することで、中国の宇宙輸送システムの質の高い発展を後押しする。単一コア液体燃料ロケットとしての打ち上げ能力や大型フェアリング包絡域を新たなレベルに引き上げている。(編集YF)

「人民網日本語版」2025年6月20日

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