ベルギーのドゥ＝ウェーヴェル首相が王毅氏と会談

ベルギーのドゥ＝ウェーヴェル首相は1日、王毅中共中央政治局委員（外交部部長）とブリュッセルで会談した。新華社が伝えた。

ドゥ＝ウェーヴェル首相は「ベルギーと中国の交流には長い歴史があり、地方レベルの友好交流も活発だ。ベルギーはEUと中国の協力において玄関口としての役割を果たしている。ベルギーは多国間主義を堅く信じ、EUの自律性の強化を支持しており、EU中国首脳会談に前向きな成果を期待している。ベルギー政府は『一つの中国』政策を揺るぎなく遂行しており、これにいかなる変更もない」と表明した。

王氏は「中国は、ベルギーの新政権が理性的かつ実務的な対中政策を取っていることを評価しており、ベルギー側と共に伝統的な友好関係を発揚し、両国の包括的な友好協力パートナーシップの持続的で着実な前進を後押しすることを望んでいる。中国は質の高い発展と高水準の開放を堅持しており、中国で発展するベルギー企業が増えることを歓迎する。ベルギー側に対しても、同様に中国企業の対ベルギー投資に公平で安全かつ予測可能なビジネス環境を提供することを希望する」と表明。

「今年は中国・欧州外交関係樹立50周年にあたり、過去を受け継ぎ未来を拓く重要な意義がある。中国と欧州の半世紀にわたる交流の歩みは、双方が尊重し合い、協力・ウィンウィンを実現することが完全に可能であることを十分に証明している。混迷する国際情勢を前に、中国とEUは世界における二大勢力、二大市場、二大文明として、パートナーシップという位置づけと協力・ウィンウィンという主たる基調を堅持し、意思疎通を強化し、理解を深め、相互信頼を強化し、多国間主義と自由貿易体制を共に守り、世界の『安定の錨』として、互いに信頼でき、力強く、成果を収め合うパートナーとなるべきだ」とした。

両氏はウクライナ問題などについても意見を交わした。（編集NA）

「人民網日本語版」2025年7月2日