世界最大の政党はいかにして鍛え上げられたのか

人民網日本語版 2025年07月03日15:42

100年以上前、中国のマルクス主義者たちは「ロシア人の道を歩み」、中国共産党を創設した。それから100年余りを経て、中国共産党は中国の大地に根を張り、世界を見据えて、創設当初のわずか50人余りの党員から、現在では1億人以上の党員を擁する世界最大の政党へと発展した。この世界最大の政党はいかにして鍛え上げられたのか。(文:祝霊君・中共中央党校<国家行政学院>党建設教研部副主任兼教授。人民日報掲載)

■世界最大の政党となった理由

習近平総書記は次のように指摘している。「中国共産党は世界最大の政党である。実践が十分に証明しているように、中国共産党は人民を率いて偉大な社会革命を推し進めることができ、偉大な自己革命を推し進めることもできる。我々は永遠に活力を保ち、永遠に人民の公僕、時代の先鋒、民族の屋台骨である必要がある」。この言葉は、中国共産党が世界最大の政党となりえた理由を簡潔かつ明快に明らかにしている。

その理由とは、党の性質と宗旨だ。中国共産党は中国労働者階級の先鋒隊であると同時に、中国人民と中華民族の先鋒隊でもあり、「人民への誠心誠意の奉仕」を堅持している。

その理由とは、党の自己革命という品格だ。果敢に自己革命を推し進めることは中国共産党の鮮明な品格であり、他の政党とは異なる顕著な特徴でもある。習総書記は次のように指摘している。「我が党が偉大である理由は、過ちを犯さないことにあるのではなく、果敢に正面から問題に向き合い、自己革命を推し進めてきたことにある」。

その理由とは、党の強力な求心力と結束力だ。革命・建設・改革の各時期を通じて、中国共産党は常に強大な求心力と結束力を持ち、多くの先進的分子が積極的に党組織に歩み寄ってきた。中国共産党第18回全国代表大会(第18回党大会)以降、党員の規模は拡大し続け、2024年末時点で党員数は1億人を超えた。

習総書記は「我が党は自己建設をしっかりと行い、真に世界で最も強大な政党となる必要がある」と指摘している。党は革命・建設・改革の各時期を通じて、常に党員の人材育成を重視し、党員の役割発揮を重視してきた。第18回党大会以降、党中央は「総量の制御、構造の最適化、質の向上、役割の発揮」という全体要求を打ち出し、党員の人材育成のさらなる強化、制度のさらなる整備に力を入れ、「大きな党」から「強い党」への飛躍を力強く推し進めてきた。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年7月3日

注目フォトニュース

関連記事