3つの重要データから読み解く上半期の中国経済運営状況
人民網日本語版 2025年07月16日14:30
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中国の国務院新聞弁公室が15日に記者会見を開催した。国家統計局の盛来運副局長はその中で、「中国の上半期(1-6月)の経済運営は全体的に安定しており、安定傾向の中で好調さを維持し、実質的価値が高い成果を上げた」と述べた上で、一連のデータを用いて詳細な説明を行った。その中で次の3つのデータが特に注目を集めた。
まず、中国内外のメディアが最も注目したのは、上半期の中国の国内総生産(GDP)成長率が5.3%に達し、前年同期と前年通年をともに上回り、今年第1四半期(1-3月)以来の新たな好調な発展傾向を保ったことだ。
次に、上半期はハイテク製造業の付加価値額が前年同期比9.5%増となった。ここからわかるのは、新たな質の生産力が大きく育ったこと、質の高い発展が新たな好調な方向へと発展する大きな流れに変化がなかったことだ。数多くの科学技術成果が絶えずブレークスルーを達成し、大規模言語モデルのDeepSeek(ディープシーク)から人型ロボットマラソン大会まで、航空宇宙から自動運転まで、一連の科学技術イノベーション成果が中国内外で広く注目を集めた。
さらに、消費面では、上半期には全国の一定規模以上(年売上高2000万元以上)の事業者の家電製品と音響映像機器の売上高が30.7%増加した。このうちグリーン家電とスマート家電の販売が急速に伸びており、消費者が消費の高度化をより重視していること、グリーン消費が徐々に新たなトレンドになりつつあることがうかがえる。
全体として、今年上半期にはより積極的で効果的なマクロ政策が力を発揮し、中国の経済運営は引き続き安定傾向の中で好調さを維持し、高い強靱性と活力を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2025年7月16日
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