中央都市政策会議に見る中国の都市政策──変わるもの、変わらないもの
中央都市政策会議が14、15両日に北京で開催された。過去には1962年、1963年、1978年、2015年の計4回、全国規模の都市政策会議が開かれた。いずれの会議も時代の脈動を的確に捉え、発展の要請に応えるものであり、都市建設・経済発展・民生に計り知れない影響を与えてきた。人民日報が伝えた。
今回の会議では、中国における都市発展の質的向上・効率向上の加速度が明らかに示された。現在、中国の都市発展において変化しているのは何か?会議では、「我が国の都市化は急速な成長期から安定的な発展期へと移行しつつあり、都市の発展は大規模な新規の拡張段階から、既存のものの質的向上・効率向上を中心とする段階へと移行しつつある」との指摘が行われ、中国の都市発展の歴史的座標が明確にされた。この変化を認識したうえで、どう変化に対応し、どう変革を進めていくか?会議では、「都市発展の理念」「都市発展の方法」「都市発展の推進力」「政策の重点」「政策のアプローチ」という5つの面での転換が提示された。これは都市の現状に基づいて「処方箋を出す」ものであり、発展の方向性を定めるものでもある。
価値観においては、「人を中心とする新型都市化」という理念を貫いた。習近平総書記は都市発展の根幹の所在を深く洞察したうえで、「都市政策をしっかりと行うには、その新たな状況、改革・発展における新たな要請、人民大衆の新たな期待に沿い、人民中心の発展思想を堅持し、人民のための人民都市を堅持する必要がある。我々にとってこれは、都市政策を成し遂げるうえでの出発点であり到着点だ」と語った。ここ数年、中央の会議から地方の視察に至るまで、「人民のための人民都市」という宣言が、習総書記が自ら計画を手掛ける中、都市建設において着実に実行に移され、人々の心に深く根づいてきた。
都市化は、現代化を進めるうえで必ず通らなければならない道だ。14億余りの人口、690余りの都市、960万平方キロメートル余りの国土。民族復興の道のりにおいて、中国の特色ある都市現代化という新たな道は、絶えず未来へと延伸しており、人類の発展史にも必ずや輝かしい1ページを記すことになるだろう。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年7月17日
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