中国の今年の高速列車利用者、1日平均約1000万人に

人民網日本語版 2025年07月22日15:20

中国国家鉄路局の安路生副局長は、中国国務院新聞弁公室が21日に北京で開催した「第14次五カ年計画(2021-25年)の質の高い達成」をテーマにしたシリーズ記者会見で、今年、高速列車の利用者が1日平均約1000万人に達し、鉄道利用者の8割を占めたことを明らかにした。

安副局長によると、「第14次五カ年計画」期間中、高速鉄道の総延長は1万キロ伸びた。計画に基づいて建設が進められている中国の高速鉄道網「八縦八横」の主な枠組みが既に出来上がっており、中国の19の主要都市群全てに高速鉄道が通っている。中国西部エリアの鉄道総延長も急速に伸びており、6万6000キロに増えた。時速350キロの高速列車が走る鉄道路線は20本で、その総延長は約7000キロに達している。現時点で、北京-上海、上海-広州、広州-北京、北京-瀋陽などを繋ぐ主なルート全てにおいて時速350キロでの運行が実現している。京津冀(北京市・天津市・河北省)では、全ての市で高速鉄道が通り、中核エリア1時間通勤圏、隣接都市間1時間半交通圏が実現している。長江デルタエリアでは、1日に高速列車が2400本運行されており、「路線バス化」運営が実現している。粤港澳大湾区(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門<マカオ>両特別行政区によって構成される都市クラスター)の高速鉄道の総延長は3000キロ以上に達し、各種鉄道交通の融合が急速に進み、「1時間生活圏」というビジョンが既に現実になっている。四川省成都市と重慶市間では、高速鉄道が最短9分間隔で運行されており、1日当たり延べ100万人以上が行き来している。現時点で建設中の成渝(成都・重慶)中線高速鉄道が開通すると、時速400キロでの運行が実現する予定で、成都と重慶間の所要時間が50分に短縮することになる。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年7月22日

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