外交部「引き続き各国と『一帯一路』の質の高い共同建設を推進」
外交部(外務省)の郭嘉昆報道官は22日の定例記者会見で、「『一帯一路』(the Belt and Road)の共同建設は質の高い発展という新たな段階に入っている。中国は引き続き各国と共に、『一帯一路』の質の高い共同建設をより深く着実に推進していくことを望んでいる」と表明した。
【記者】最近発表された報告書によれば、今年上半期における中国の「一帯一路」イニシアティブに基づくプロジェクトの金額は、2024年通年の総額を超え、半期として過去最高を記録した。一部のメディアや学者は、「一帯一路」イニシアティブを通じて共同建設国との協力を強化する中国は、貿易相手国に高い関税を課す米国と極めて対照的であり、多くの国々が「一帯一路」協力を対中関係深化の機会と見なしていると評している。この点について、コメントは。
【郭報道官】「一帯一路」の共同建設は質の高い発展という新たな段階に入っている。ユーラシア大陸からアフリカや中南米に至るまで、またハード面の連結からソフト面の連結、心の結びつきに至るまで、協力の成果は150ヶ国以上の人々に恩恵を及ぼしている。ジャカルタとバンドンを結ぶ高速鉄道「Whoosh(ウーシュ)」の旅客輸送量は延べ1000万人を超え、国際定期貨物列車「中欧班列」の運行本数は累計11万本を突破した。「チャンカイ—上海」中国・中南米陸海新ルートは双方向の開通を実現し、中国とアフリカの協力によって建設された太陽光発電所の設備容量は1.5ギガワット(GW)を超え、魯班工坊や菌草技術といった「小規模だが素晴らしい」民生プロジェクトは、多くの世帯の所得増加を後押ししている。
十数年にわたる発展を経て、「一帯一路」の共同建設は相互接続の推進を基礎に、貿易や産業協力の場へと拡大し、より多くの国々が国際産業チェーンに融合することを支援し、グローバル・サプライチェーンの安定性と強靭性を共同で維持している。
「一帯一路」の共同建設は「共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う」「オープン、グリーン、クリーン」「高水準、民生重視、持続可能性」といった協力原則を堅持し、各国の現代化の共同実現を推進すべく尽力している。中国は引き続き各国と共に、「一帯一路」の質の高い共同建設をより深く着実に推進し、共に発展を促進し、ウィンウィンの未来を実現することを望んでいる。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年7月23日
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