外交部「他国の脅威を誇張して軍備拡張の口実にする日本に断固反対」

人民網日本語版 2025年07月30日13:46
外交部「他国の脅威を誇張して軍備拡張の口実にする日本に断固反対」

外交部(外務省)の29日の定例記者会見で、郭嘉昆報道官が日本の「宇宙領域防衛指針」に関する質問に答えた。

【記者】日本の防衛省が28日に初めて発表した「宇宙領域防衛指針」は、中国やロシアが他国の衛星を無力化できる「キラー衛星」を開発しているため、日本も宇宙領域における防衛能力を強化する必要があるとした。これについてコメントは。

【郭報道官】中国は一貫して宇宙空間の平和利用を堅持し、宇宙空間における軍拡競争と兵器化に反対し、宇宙空間における軍備管理に関する法的文書の交渉を積極的に推進し、宇宙領域における人類運命共同体の構築を提唱している。

中国は、日本が他国の脅威を誇張して自国の軍備拡張の口実にすることに断固として反対する。近年、日本は軍事費を年々増額し、軍事拡張の道を突き進んでいる。宇宙領域において、日本は米国など西側諸国と宇宙空間軍事協力を拡大し続け、「防衛」を名目に宇宙兵器の開発・配備を進めている。こうした行動は宇宙空間の安全と安定を脅かすものであり、軍国主義復活への懸念を周辺諸国に引き起こしている。

今年は中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利80周年にあたる。我々は日本に対して、歴史的罪責を深く反省し、歴史の教訓を真摯にくみ取り、「周辺情勢の緊張」の誇張や中国関連の問題を騒ぎ立てることによって自国の軍拡という真の意図を覆い隠すことを止め、実際の行動によってアジア近隣諸国と国際社会の信頼を得るよう促す。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年7月30日

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