青春の光で平和の未来を照らそう
「平和の未来は青年に託されている」。習近平国家主席は7月29日、世界青年平和大会にメッセージを寄せ、「各国の青年達には、本大会を契機として思想を交わし、理解を深め、友情を育み、共に平和理念の提唱者、平和的発展の行動者となり、人類運命共同体の構築を後押しするために知恵と力を捧げてほしい」と強調した。(人民日報コラム「和音」掲載)
青年は世界の未来であり、平和の希望でもある。若い世代は、かつてないほどの深さと広がりで世界を認識し、世界に融け込んでおり、対外交流・協力において、より理性的かつ包摂的であり、往々にして地域の壁や文化の違いを乗り越えて、互いに理解を深め、共に文明間の相互参考を促進することができる。近年、「シルクロード青年未来対話」シンポジウムや「世界青年発展フォーラム」「中国・中南米青年発展フォーラム」「中国ASEAN青年エリート交流祭」など、様々な青年交流イベントが活発に展開されている。世界青年平和大会は「共に平和のために」をテーマに、世界五大陸の130余りの国・地域から3000人余りが参加し、各国の青年が思想を交流し、友情を深めるための場となり、世界の平和と発展のために若者達の共通認識を形成し、青春の力を捧げるものとなった。
今年は中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利80周年にあたる。80年前、中国人民は世界の人々と共に、困難きわまる血みどろの奮戦を経て、ファシズムを徹底的に打ち負かし、貴重な平和を勝ち取った。現在もなお、世界は局地紛争、一国主義、覇権主義といった試練に直面しており、世界平和と人類進歩の事業は「任重くして道遠し」だ。とりわけ若者達は歴史が示唆するものを銘記し、果敢に時代の責任を担い、平和の火を受け継ぎ、青春の光で平和の未来を照らしていくべきである。
中国は実際の行動を通じて青年交流の場を設け、各国の青年が広い心で世界を受け入れ、団結と協力によって共通の課題に取り組み、平和と友情の新たな章を共に綴る後押しをしている。今年7月には、2025「鼓嶺の縁」中米青少年合唱週間イベントが北京市と福建省福州市で開催され、「平和を歌おう」をテーマに、歌声を通じて青春と平和、友情のメッセージを響かせた。このほど開催された世界青年平和大会は広東省、内蒙古(内モンゴル)自治区、上海市など各地で一連のテーマイベントを行い、会期中に「世界青年平和イニシアティブ」を発表。青年に対して、世界平和の維持者、文明間の相互参考の先導者、協力・ウィンウィンの提唱者、気候変動対策の行動者、テクノロジー善用の促進者となり、共に平和を守り、発展を促し、未来を創造するよう呼びかけた。
青年に理想と責任感があれば、人類には未来があり、平和と発展の崇高な事業に希望が生まれる。若者達は歴史を継承し平和を守る責任を担い、青春の活力と知恵を以て、世界平和と人類進歩の事業のために、しかるべき貢献を果たしている。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年7月30日
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