北京の空はますます青く ガーデンシティを目指す取り組みの成果
北京市では2024年に微小粒子状物質PM2.5の濃度が2013年比で65.9%低下した。森林資源の全体量は2倍に増え、森林率は2012年の38.6%から44.8%に上昇。2020~2024年に確認された生物の種類は累計7121種類に上り、北京市は世界で生物多様性が非常に豊かな大都市となった。こうしたことはすべて、北京市がグリーン発展に持続的に取り組み、首都の空をますます青くし、水をますます清くし、都市をますますグリーンにしてきたことによるものだ。人民網が伝えた。
常態となっている「北京ブルー」(撮影・尹星雲)。
北京市のPM2.5年平均濃度は約90µg/m³から30.5µg/m³に低下している。
北京市は「科学技術+法執行+管理」の三位一体で大気汚染ガバナンスを展開し、空・宇宙・地上・一体化モニタリングネットワークを構築して、大気の質が「北京の奇跡」を起こすよう後押しし、「北京ブルー」を常態にした。
南苑森林湿地公園(写真提供・北京市豊台区融合メディアセンター)。
北京市は一連のエコプロジェクトを推進し、「窓を開ければ緑が目に入り、家のすぐ外は公園で、四季折々の花が咲く」庭園風空間システムを構築し、「首都を大きな庭園にする建設」に全力を注いだ。
長年にわたる修復作業を経て、総面積約1万ムー(約667ヘクタール)の南苑森林湿地公園は都市環境を浄化する「緑の肺」として首都の南エリアに不可欠のものになった。ここ数年間に確認された野生の鳥類は174種類にのぼり、ガーデンシティエコ建設の成果を示す生き生きとした証となった。
2024年末現在で公園数がすでに1100ヶ所に増えた北京市は、今や名実ともに「千の庭園を持つ都市」だ。
水素ステーションを出発する水素燃料電池バス(撮影・尹星雲)。
グリーンエネルギーも未来を動かしている。「未来のエネルギー」と呼ばれる水素エネルギーが現在、市民の日常生活に急速に浸透しつつある。
世界最大の水素ステーションは北京市の南エリアにあり、水素燃料電池バスが毎日、街中を走行している。関連政策とインフラ建設の「両輪駆動」の下、北京市は水素の製造・貯蔵・輸送から充填・利用までをカバーする、整備され緊密に協調する全産業チェーンを形成した。
豊かな緑が広がる永定河の両岸(写真提供・北京市豊台区融合メディアセンター)。
北京市は実際の行動によって、厚みがあり内容の充実した「グリーンの答え」を打ち出し、超大型都市のグリーン発展に「北京モデル」を提供している。(編集KS)
「人民網日本語版」2025年9月9日
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