小さなアヒルキャラに見る中国IPの海外進出

人民網日本語版 2025年09月18日11:16

ぬいぐるみや抱き枕からスマホケース、文房具、さらにはアパレルからスーツケースまで、小さな黄色いアヒルのキャラクター「B.Duck」を至る所で目にすることができる。人民網の取材チームは16日、そんなアヒルのキャラクターを世に送り出した小黄鴨徳盈控股国際有限公司を取材した。人民網が伝えた。

アヒルのキャラクター「B.Duck」は2005年に誕生した。元々は同社の取締役会代表で執行理事兼ブランド創始者の許夏林さんが自分の子供に贈るプレゼントとして作り出したものだった。B.DuckのBは「Bathing(お風呂)」のBで、お風呂で遊ぶアヒルという意味だ。許さんは「子供の成長に寄り添う楽しげなアヒルのおもちゃを作りたかった」と振り返る。

同社は海外でのライセンス契約や小売り事業をいち早く展開した香港証券取引所上場企業の1つであり、中国で最も早い時期から文化に軸足を置いて海外に進出し、事業を展開した企業の1つでもある。現在、同社は日本、韓国、ロシアや、東南アジア、欧州などの計18ヶ国・地域で事業を展開し、「知的財産権(IP)のライセンス・設計、商品販売、ゲーム・文化・娯楽、オフライン文化観光」など各種事業をカバーする幅広いIPマーケティング・ビジネス地図を徐々に形成している。(編集KS)

「人民網日本語版」2025年9月18日

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