外交部「中国は積極的行動で世界の食糧安全保障を確保」

人民網日本語版 2025年10月17日14:14
外交部「中国は積極的行動で世界の食糧安全保障を確保」

10月16日は「世界食料デー」。外交部(外務省)の林剣報道官は同日の定例記者会見で、食糧安全保障について「自国民の食糧供給の確保から世界の貧困削減事業への貢献に至るまで、中国は積極的な行動によって世界の食糧安全保障を確保してきた。中国は引き続き、国連の『持続可能な開発のための2030アジェンダ』の実行を加速させ、より素晴らしい世界の構築に向けてたゆまず努力していく」と述べた。

林報道官は「食糧安全保障は人類生存の根本に関わる。世界最大の食糧生産国である中国は、世界の9%にも満たない耕地で14億余りの人口を養っており、近年、総合的な食糧生産能力を高め続けている。中国は世界で生産される穀物の5分の1以上を生産しており、世界の食糧安全保障の維持に顕著な貢献を果たしている」と指摘。

「中国は常に国際協力を通じた世界の食糧安全保障の改善と貧困削減への貢献に尽力してきた。我々は自らの努力により、国連食糧農業機関(FAO)の技術支援対象国から中心的な貢献国へと転じた。中国はFAOの南南協力の枠組みにおいて、資金援助額、専門家派遣数、実施プロジェクト数が発展途上国で最も多い。中国は140余りの国・地域と農業協力を実施し、1000件を超える農業技術を発展途上国に普及させ、1万4000人以上のハイブリッド米専門技術者を養成してきた。これらの実際の行動を通じて、グローバル・サウスにおける食糧不足問題の解決に助力し、飢餓と貧困の根絶という世界的なビジョンを徐々に実現してきた」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年10月17日

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