広州交易会ルポ「中国製ロボットが国際市場での販売が好調」
「先進製造」をテーマに掲げた第138回中国輸出入商品交易会(広州交易会)第1期展示会が、10月15日に広東省広州市で開幕した。出展企業は約1万2000社に上る。展示会では中国のロボット製品が海外のバイヤーの人気を集め、海外からの注文が相次いでいる。
ここ数年、中国のロボット産業が爆発的な成長を遂げている。国際ロボット連盟(IFR)がこのほど発表した「2025年世界ロボット報告書」によれば、2024年に中国の稼働中の産業ロボット台数は200万台を超え、世界1位となった。
中国税関総署が発表したデータを見ると、中国製ロボットの応用シーンがさらに広がり、国際市場での好調な売り上げが続いている。25年第1-3四半期(1-9月)には、中国の産業用ロボットの輸出台数が前年同期比で54.9%増加した。
広州交易会のサービスロボット専用エリアを見ると、出展企業がそれぞれの主力製品を披露していた。上海氦豚ロボット科技有限公司のブースでは、コーヒーを入れるロボットに多くのバイヤーが足を止めて価格を尋ねたり、スマートフォンを取り出してロボットの動きをライブ配信したりした。
同社創業者の韓非子さんは、「当社は14日にノルウェーやイスラエルなどのバイヤーと約300万ドル(1ドルは約150.2円)相当の受注契約を交わした。初日から多くのバイヤーが商談に訪れている」と話した。
広州視源電子科技股份有限公司はスマート・フレキシブル・ロボットアームや業務用清掃ロボットなどの製品を出展した。同社ロボット事業部責任者の龔子鈺さんは、「この業務用清掃ロボットは当社が独自に開発したアルゴリズムを利用しており、技術的に優れており、さまざまな空間を自律的に移動して掃除をすることができ、当社の海外市場におけるスター製品だ。現在、当社の製品はシンガポール、ドイツ、英国、ポーランドなどで販売されており、24年は海外での売上高が54億元(1元は約21.1円)に達した」と述べた。
オマーンから来た常連バイヤーのファルサドさんは、「今回の広州交易会に参加したのは、家庭用ロボット製品と業務用ロボット製品を探すのが主な目的。中国の製品は品質が高く価格も手頃なので、オマーン市場で非常に高い競争力がある」と話した。(編集KS)
「人民網日本語版」2025年10月17日
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