商務部、ネクスペリア半導体めぐり「オランダの自主的な行政命令一時停止を歓迎」

人民網日本語版 2025年11月20日15:42

中国商務部(省)の報道官は19日、オランダの半導体企業ネクスペリア(Nexperia)の輸出問題について記者からの質問に答えた。

同報道官によると、中国・オランダ双方の政府当局は11月18、19日、北京市でネクスペリア半導体問題について2回の対面協議を行った。協議の中で中国は、目下のグローバル半導体産業チェーン・サプライチェーンの混乱を招いた原因と責任はオランダ側にあることを再度強調し、オランダ側が具体的な行動を講じ、ネクスペリア半導体問題の早期解決を迅速かつ効果的に推進し、世界の半導体産業チェーン・サプライチェーンの安全と安定を回復させるよう促した。オランダ側は、オランダ経済相が「物資可用性法案」に基づいて発令したネクスペリア関連の行政命令を一時停止することを自主的に提案した。

中国はオランダが行政命令を自主的に一時停止したことを歓迎する。これは適切な問題解決という正しい方向へ向かって踏み出した第一歩であると考えるが、世界の半導体産業チェーン・サプライチェーンの動揺と混乱を解決する根本的な「行政命令の撤回」にはまだ距離がある。(編集KS)

「人民網日本語版」2025年11月20日

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