南京大虐殺の史実を反映する書籍が一挙公開

人民網日本語版 2025年12月03日14:27
南京大虐殺の史実を反映する書籍が一挙公開
12月2日に開催されたイベントで展示された書籍(撮影・李博)。

「歴史を銘記し、平和を大切に――2025年度南京大虐殺犠牲者国家追悼」新書発表会が今月2日、侵華日軍南京大虐殺遇難同胞紀念館で開催され、南京大虐殺の史実を反映する書籍が一挙公開された。その内容は翻訳、史料、学術、知識普及の4ジャンルをカバーしており、最新の研究成果が反映されている。新華社が伝えた。

膨大な量の南京大虐殺関連の資料のうち、生存者関連の資料は特別な位置を占めている。侵華日軍南京大虐殺遇難同胞紀念館と南京大学歴史学院が協力してまとめた「変えられた人生: 南京大虐殺生存者の口述生活史」の日本語版も日本で出版されることになっている。日本で出版される初の南京大虐殺の生存者の口述をまとめた同書は、戦後の生活史という視点から、日本の読者に南京大虐殺という悪行が被害者にもたらした一生消えない痛みを伝えている。

抗戦当時の遺跡も「歴史の証人」だ。南京大学歴史学院の呂晶准教授率いるチームが執筆した「苦難と抗争:抗戦中南京戦争遺址調査」は、公文書と文献による裏付けと実地遺跡調査を組み合わせる研究方法を採用し、戦争関連の遺跡約200ヶ所を厳選。中国侵略日本軍が至る所で残虐行為を働いたことを示し、戦争中に南京で起きた悲劇を描き出している。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年12月3日

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