中国初のグリーンLNG補給作業が遼寧省大連市で完了

人民網日本語版 2025年12月04日15:18

中国石油化工集団有限公司(中国石化)中海船舶燃料供給有限公司は3日、遼寧省大連市で記者会見を開き、中国初となるグリーンLNG(液化天然ガス)補給作業が大連・西中島埠頭で無事完了したと発表した。中国新聞社が伝えた。

12月2日、中国初のグリーンLNG補給作業が大連・西中島埠頭で無事完了した。 撮影・郭煜陽

12月2日、中国初のグリーンLNG補給作業が大連・西中島埠頭で無事完了した。 撮影・郭煜陽

LNGは安全性・効率性・経済性に優れたクリーンエネルギーとして広く認識されているが、グリーンLNGは従来の液化天然ガスに比べ低炭素またはゼロ炭素排出を実現したもので、その「グリーン」の特性は主に再生可能エネルギーやカーボンオフセット技術を用いた生産プロセスにより、ライフサイクル全体の温室効果ガス排出を削減する点にある。

中国石化中海船舶燃料供給有限公司遼寧支社の洪詩定社長は、「今回の補給作業に参加した大連海能『興盛源』号は、2G型の半冷・半加圧式液化LNGデュアル燃料ガス船で、強力で専門的な機能を備えており、顧客の多様な輸送ニーズに柔軟に対応できる。今回補給されたグリーンLNGは、安徽万博エネルギー科技有限公司が生産したもので、有機性廃棄物の発酵により生成されたバイオメタンを液化して製造された。既存のLNGエンジンを改造することなく直接代替利用が可能で、ライフサイクル全体の温室効果ガス排出削減率は80%以上に達する。国際海運における脱炭素化トレンドと環境規制要件に正確に合致している。(編集YF)

「人民網日本語版」2025年12月4日

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