2025演算能力インターネット大会、四川省成都市で開催

人民網日本語版 2025年12月26日14:29

中国インターネット協会と中国通信企業協会が共催し、中国情報通信研究院が運営を担う「2025演算能力インターネット大会」が12月24日、四川省成都市で開催された。人民網が伝えた。

中国工程院院士の邬賀銓氏は、「世界的にAI駆動による演算能力需要が指数関数的に増加しており、演算能力をめぐる競争は単一の技術競争からエコシステム全体の協調的競争へと進化している。各国はトップレベルデザインを通じ、一体化演算能力エコシステムの構築を進めている。中国の演算能力発展はすでに、大規模展開から一体的な相互接続への転換という重要段階に入っている。今後は演算能力の相互接続という中核課題に焦点を当て、技術イノベーションとエコシステム協調を強化し、高性能演算能力の不足を補い、演算能力資源の大規模な構築から効率的なサービス提供への転換を推進する必要がある。その上で、独自化され、誰もが利用しやすく、グリーンで安全な演算能力インターネット・エコシステムの構築を目指す必要がある」と述べた。

中国工程院院士の鄭緯民氏は会場で「演算能力インターネットに関する提言」と題する基調講演を行い、現在中国が直面している演算能力センター間の相互接続、複数演算能力センターの協調運用、ヘテロジニアスプラットフォームにおけるプログラミングモデルの差異、ヘテロジニアスシステム向け並列プログラム移植の難点と課題を体系的に分析した。

今回の「2025演算能力インターネット大会」は2日間の日程で開催され、メインフォーラムのほか、演算能力インターネットサービスフォーラム、AIクラウドスケジューリングフォーラム、演算能力金融フォーラム、演算能力クラウド専用ネットワークおよびRDMAフォーラムが設けられた。大会では、国家演算能力インターネットサービスプラットフォームのクロスドメインシステム、国家演算能力インターネット長距離高性能ネットワークプロトコル(RDMA)の検証結果および1000キロメートル級クロスドメイン検証の開始、世界の演算能力の現状と指標体系に関する一連の成果、相互接続標準の適合性検証結果が発表された。また、国家演算能力インターネット四川ハブノード、国家トップレベルドメイン(四川)解析ノード、「港数粤算(香港のデータを広東で保存・計算すること)」初のデータ高速伝送専用回線が正式に稼働を開始した。(編集YF)

「人民網日本語版」2025年12月26日

注目フォトニュース

関連記事