新年最初の総理座談会に上場直後のAI関連企業CEOが出席

新年最初の総理座談会では、人工知能(AI)の力が再び注目を集めた。
李強総理は19日、専門家、実業家、教育・科学・文化・衛生・スポーツ分野の代表を招いた座談会を開催し、「政府活動報告」と「第15次五カ年計画(2026~30年)綱要(草案)」について意見を聞いた。
明明、賀佳、閆俊傑、張智剛、龔旗煌、余暁暉、王擁軍、周莉亜、石宇奇の各氏が相次いで発言した。
この9人はどのような人物なのだろうか。その肩書を見てみよう。
明明――中信証券チーフエコノミスト
賀佳――南開大学金融学院副院長
閆俊傑――稀宇科技(MiniMax)創業者・CEO
張智剛――国家電網有限公司会長・党組織書記
龔旗煌――北京大学学長
余暁暉――中国情報通信研究院院長
王擁軍――首都医科大学附属北京天壇病院院長
周莉亜――中国東方演芸集団国家一級演出家
石宇奇――バドミントン世界チャンピオン

中でも、殊の外注目を集めた実業家が、1989年生まれの閆俊傑氏だ。閆氏はDeepSeekの創業者である梁文鋒氏に続き、総理座談会に出席した2人目の大規模AIモデル企業代表となった。
2025年1月20日、梁文鋒氏が総理座談会に出席したその日に「DeepSeek-R1」が正式に発表された。この1年、DeepSeekは世界中で爆発的な人気を博し、AIの競争図式に一定の影響を与えた。
今回出席した閆氏も、梁氏に引けを取らない経歴の持ち主だ。河南省出身の閆氏は2006年に東南大学数学部に入学し、2015年には中国科学院自動化研究所で博士号を取得した。研究分野はコンピュータビジョンとディープラーニングであり、トップレベルの国際会議や学術誌に約200本の論文を発表している。
2022年初頭、閆氏は上海でMiniMaxを設立。当時はまだChatGPTのブームが巻き起こる前だったが、テキスト、動画、音声のフルモーダルモデルの研究開発で賭けに出た。現在、MiniMaxは「Talkie」「星野」「海螺AI」など複数の主要製品を展開。世界市場向けの「Talkie」と国内向けの「星野」は、ユーザーがAI仮想キャラクターと感情的なつながりを築くことを可能にし、「海螺AI」は高品質な画像や動画をリアルタイムで生成できる。
公式サイトによると、MiniMaxが独自開発したマルチモーダルモデル及びAIネイティブアプリは、200以上の国・地域の2億1200万人以上の個人ユーザー、100以上の国・地域の13万社以上の企業ユーザー及び開発者にサービスを提供している。注目すべきは、MiniMaxの売上高の70%以上が海外市場によるものである点だ。
2026年1月9日、MiniMaxは香港証券取引所に上場し、初日の終値は109%の大幅上昇となった。この汎用AIテクノロジー企業は、2022年初頭の設立から2026年の上場まで、わずか4年でスタートアップから上場企業への飛躍を遂げた。このスピードは、世界のAI企業における最速上場記録を塗り替えた。
わずか1年の間に2人のAI実業家が相次いで総理座談会に出席したことは、AI実業家が評価されているということであると同時に、中国のAI産業の力強い発展の縮図でもある。
この力強い発展は、政策と市場の共振によるものだ。2025年8月、国務院は「『AI+』アクションの踏み込んだ実施に関する意見」を通達し、産業の発展を加速させ、AIによってあらゆる産業に活力を吹き込む後押しをした。
「第15次五カ年計画(2026~30年)」提案は、AIの産業応用において優位性を奪取し、あらゆる産業にあらゆる方向から活力を吹き込む方針を打ち出した。中央経済政策会議も、「AI+」の深化・拡大を指示した。
この1年、大規模AIモデルをめぐり激しい競争が繰り広げられ、中国のAI企業は技術的ブレイクスルーから産業実用化へ、国内の競争からグローバルな競争へと駒を進め、国産モデルが世界のランキングで度々上位に名を連ねるようになった。
今やAIは日常生活や産業の核心領域へと急速に融け込みつつある。AIがもたらすこの革命はまだ幕が上がったばかりであり、中国企業はその歩みを加速させている。(編集NA)
「人民網日本語版」2026年1月23日
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