世界気象大規模言語モデル「伏羲」、防災・減災を支援
国家気候センターのエンジニア、周辰光氏は、「『風順』大規模言語モデルは、わずか3分で今後60日間の天候を予測できるが、それも『伏羲』が堅固な基盤を提供しているおかげだ」と語る。世界気象大規模言語モデル「伏羲」は、上海科学智能研究院と復旦大学などの機関が共同で開発したものだ。人民日報が伝えた。
「伏羲」はすでに何度も高精度な予測能力を示している。2024年9月、上海が台風13号「バビンカ」に見舞われた際、台風の発生を観測した後、「伏羲」は進路予測を動的に更新し、上陸地点を5日前に正確に予測した。2025年4月10日には、北京が過去10年で初めてとなる強風のオレンジ警報を発表し、重大気象災害レベル3の緊急対応を開始したが、この際も「伏羲」が予測結果を提供し、強風の進路と強度ピークを事前に予測していた。現在、「伏羲」は複数の気象機関で実運用に導入され、従来モデルを補完しながら、気象予報の精度と即時性を大きく向上させている。
「伏羲」は生産や日常生活への貢献にとどまらず、国家戦略の支援においても中国の科学技術の確かな実力を示している。2025年6月には、「伏羲」チームが上海市気象局と共同開発した短時間予測モデルが、全民向け早期警報クラウドプラットフォーム「媽祖(MAZU)」に組み込まれ、43の国・地域でオンライン試用が行われた。
さらに「伏羲」チームは、次世代の完全インテリジェント気象予報システムの開発を進めており、AIモデルが複雑な衛星リモートセンシングデータから直接、将来の気象変化の傾向を読み取れるようにしている。また、同チームが育成した伏羲智算(上海)科技有限公司は、エネルギー・電力、金融保険、低空経済(低空域飛行活動による経済形態)などの分野における気象大規模言語モデルの実用化に注力し、精度と効率に優れた気象インテリジェントソリューションの提供に取り組んでいる。(編集YF)
「人民網日本語版」2026年3月19日
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