中国、20万基超の衛星を申請 その意味とは?
中国はこのほど国際電気通信連合(ITU)に対し、新たに衛星20万3000基以上の申請を行ったとのニュースが大きな注目を集めている。これは中国が行った国際周波数帯の集中申請としては過去最大規模のものになる。
20万基は小さな数字ではない。中国は間もなく20万基もの衛星を持つようになるのだろうか。現時点では明らかにそうではない。よく知られた「風雲」や「北斗」などのシリーズ衛星は主に国家戦略に使用されており、20万基の規模とは大きな隔たりがある。世界に先駆けて「スターリンク」を構築した米企業スペースXでさえ、現在、軌道上で稼働している衛星は9413基にとどまっている。そのため、このニュースは冷静に受け止める必要がある。市場のポテンシャルを軽視してはならないが、商業的価値をいたずらに誇張してもいけない。
今回の申請は何を意味するのか。実際には大規模な衛星打ち上げには事前の計画が不可欠だ。正確に言えば、今回の申請は「打ち上げ許可」ではなく、衛星が宇宙で機能するために必要な「軌道」と「通信周波数」を含む「衛星コンステレーション」だ。これらは衛星通信の品質に直接影響し、一定の排他性を有する。うち通信周波数帯は「早い者勝ち」の原則が適用され、周波数帯が異なれば伝搬損失も変わり、衛星通信に適した優良な周波数帯は限られているため、激しい競争にさらされている。
中国の商用宇宙事業は技術のブレイクスルーと大規模応用を実現する前夜にあり、衛星周波数帯の事前計画は、市場に十分なスペースを確保するだけでなく、国際競争に参加するための準備でもある。これまで米国やフランスを含む複数の国が複数回の申請を行ってきた。もちろん、申請したからといって必ずしもこれらの位置を確保できるわけではない。このような大量申請には2つの検証期間が設けられている――最初の7年間は最初の衛星を打ち上げ、可能な限り多くの指標を達成して割り当て枠の削減を回避しなければならず、その後の7年間は残りのすべての衛星を軌道に投入する必要がある。
定められた目標に向かって進むには、技術と忍耐力が求められる。独自の商業ロケットエンジンから新型燃料の開発に至るまで、安定した打ち上げミッションを遂行するコア技術の習得から、再利用可能なロケット本体の開発における一連のブレイクスルーに至るまで……商業ロケットであれ民生用衛星であれ、多くの企業が忍耐強い資本の支援を受けながら、創業期の困難を克服し、技術的ボトルネックを段階的に突破し、「成果を生み出す」新たな段階へと着実に前進している姿をはっきりと見ることができる。
多くの場合、技術の発展は直線的な蓄積ではなく、飛躍的・螺旋的な上昇を示すものであり、特に重要技術の突破は指数関数的な成長をもたらす。中国の科学技術革新における著しい進歩と数々のブレイクスルーの全体像を見れば、「衛星コンステレーションの構築」というビジョンが、そう遠くない将来に実現すると確信する十分な理由がある。(編集KS)
「人民網日本語版」2026年1月23日
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