あの「呆れ顔の仏」に現代的な要素を取り入れる「陶彫曾」第四代継承人

人民網日本語版 2026年03月25日09:48

「無語仏」のレプリカに彩色を施す曾鋭さん(3月12日撮影)。

「無語仏」のレプリカに彩色を施す曾鋭さん(3月12日撮影)。

古くから陶磁器の生産地として有名な江西省景徳鎮市にある中国陶瓷博物館の館蔵品で、「釉下加彩十八羅漢塑像」のうちの1体である「沈思羅漢」は、その呆れ顔のような表情が「かわいい」と話題になり、ネットユーザーから「無語仏(呆れて顔の仏)」と呼ばれるようになった。これは、中国の陶芸の巨匠である曾龍昇氏が80年以上前に制作した作品だ。曾龍昇氏が立ち上げた陶磁彫刻の名家「陶彫曾」は100年以上にわたりその技を継承してきた。そして天津の「泥人張」や仏山の「陶塑劉」と並び、中国の塑像分野における三大名家と呼ばれている。新華網が伝えた。

曾鋭さんがデザインし、製作した「無語仏」シリーズの文化クリエイティブグッズ(3月12日撮影)。

曾鋭さんがデザインし、製作した「無語仏」シリーズの文化クリエイティブグッズ(3月12日撮影)。

曾鋭さん(36)は、そんな「陶彫曾」の第4代継承人で、2011年に、故郷に戻り、父親からその技術を学び、各種陶磁彫刻の制作技術の腕を磨き続けてきた。2023年に「無語仏」が爆発的な人気となったのをきっかけに、曾さんはスタジオを立ち上げてそのレプリカを制作するようになったほか、現代的なデザインを取り入れて、文化クリエイティブグッズも開発するようになった。そんな曾さんは、「伝統は『根』であり、伝統的なテーマと技術を維持しながら、現代的な要素を取り入れて革新的な作品を作ることで、伝統芸術に新たな息を吹き込むことができる」との見方を示した。(編集KN)

「人民網日本語版」2026年3月25日

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