王毅氏がパキスタンのダール副首相兼外相と会談、5項目のイニシアティブを共同発表

人民網日本語版 2026年04月01日13:52

王毅中共中央政治局委員(外交部部長)は3月31日、北京でパキスタンのダール副首相兼外相と会談し、現在の国際・地域紛争問題をめぐり踏み込んだ意見交換を行った。新華社が伝えた。

王氏は「パキスタンがイスラマバードにおいて四者外相会談を開催した直後、中東の緊張緩和の方策を共同で話し合うため、間髪を入れずに北京を訪問したことを歓迎する。パキスタンが和平と停戦のために奔走し仲介を行っていることは、地域及び世界の平和を守る確固たる意志の表れだ。中パ両国が重大な国際・地域問題について直ちに戦略的な意思疎通を行い、戦略的協力を深化させることは、まさに中国パキスタン運命共同体のあるべき姿だ。中国は、パキスタンが情勢の沈静化と和平交渉の再開のために独自かつ重要な役割を果たすことを支持し、期待する。このプロセスは決して容易ではないが、パキスタンの仲介努力は各国の共通利益にかなう。停戦と戦闘終結を実現してこそ、戦争の影響の波及と拡大を防ぎ、死傷者の増加を防ぎ、ホルムズ海峡の安全を確保し、国際的なエネルギー安全保障とサプライチェーンの安定を維持することができる。中国はパキスタンと共に努力し、困難を克服し、妨害を排除し、できるだけ早く戦火を鎮め、和平の機会を創出し、和平交渉への扉を開くことを望む」と述べた。

ダール氏は「パキスタンは国交樹立75周年を契機として、中国と歴史的な友好関係を継承し、包括的協力を深化させ、両国の外的環境の変化に左右されない戦略的協力パートナーシップのたゆまぬ前向きな発展を後押ししていきたい。イラン情勢をめぐるパキスタンの仲介に対する中国の支持に感謝する。パキスタンと中国はいずれも地域の平和と安定の維持に尽力している。現在の紛争は国際的なエネルギー供給を混乱させ、とりわけ発展途上国に深刻な打撃を与えている。平和の実現は正義であり、喫緊の課題でもある。交渉のテーブルに就いてこそ、解決策を見出すことができる。パキスタンは中国と意思疎通や協力を強化し、各当事者ができるだけ早期に和平交渉を開始し、地域の平和を回復する後押しをしていきたい」と述べた。

双方は「湾岸及び中東地域の平和と安定の回復に関する中国とパキスタンの5項目のイニシアティブ」を共同発表した。

一、敵対行為の即時停止。中パ両国は即時の停戦と戦闘終結、紛争の拡大・波及の全力阻止を呼びかける。戦争の影響を受ける全ての地域への人道支援物資の搬入を認めるべきだ。

二、和平交渉の早期開催。イラン及び湾岸諸国の主権、領土一体性、国家の独立と安全は保障されなければならない。対話と外交が紛争解決の唯一の実行可能な道だ。中パ両国は当事者による交渉開始を支持する。各当事者は平和的手段による紛争解決を約束すべきだ。和平交渉の期間中、各紛争当事者は武力の行使または威嚇を行ってはならない。

三、非軍事目標の安全確保。軍事衝突における民間人保護の原則を破ってはならない。中パ両国は各紛争当事者に対し、民間人および非軍事目標への攻撃を直ちに停止し、国際人道法を全面的に遵守し、エネルギー、海水淡水化、電力などの重要インフラ及び原子力発電所など平和的原子力施設への攻撃を停止するよう呼びかける。

四、航路の安全確保。ホルムズ海峡及びその周辺海域は国際的な貨物およびエネルギー貿易にとって重要な通路だ。中パ両国は、ホルムズ海峡内海域に滞留する船舶と乗組員の安全を保護し、民間商船の速やかな安全通航を手配し、できるだけ早期に海峡の正常な航行を回復するよう各当事者に呼びかける。

五、国連憲章の優先的地位の確保。中パ両国は真の多国間主義の実践を主張し、国連の重要な役割の強化を共同で後押しし、国連憲章の趣旨と原則及び国際法に基づき、包括的な平和の枠組みの構築と恒久的平和の実現について合意を形成することを支持する。(編集NA)

「人民網日本語版」2026年4月1日

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