中国、再生可能エネルギー由来の水素製造能力が世界の半分以上に

人民網日本語版 2026年04月02日11:02

30秒での水素貯蔵ボンベ交換、1回の航続距離200キロメートル、マイナス30℃での低温起動——。先ごろ開催された「2026中国水素エネルギー展・国際水素エネルギー大会」では、固体水素貯蔵式のデリバリー用二輪車が多くの来場者の注目を集めた。人民日報が伝えた。

華旺(青島)水素エネルギー科技集団の劉博会長は、「走行中の二酸化炭素排出量はゼロで、生成されるのは水のみ。従来の高圧ガスボンベと比べ、固体水素貯蔵ボンベは常温常圧で水素を保存でき、爆発や漏洩のリスクが低い。この二輪車は4月に市場投入される予定だ」と述べた。

水素エネルギーは交通分野にとどまらず、工業分野でも存在感を高めている。上海電気集団股份有限公司の展示ブースには、農地のわらをグリーン燃料へ転換する模型が展示された。スタッフは、「一方では風力発電でグリーン水素を製造し、もう一方ではバイオマスをガス化し、両者を連携させることでグリーンメタノールを生産している」と説明した。

今年の政府活動報告は、「水素エネルギーやグリーン燃料といった新たな成長分野を育成する」と打ち出した。水素エネルギー産業は技術集約度が高く、産業チェーンが長く、関与分野も多岐にわたり、新たなエネルギー体系の構築において重要な役割を担っている。国家エネルギー局のデータによると、2025年は水素エネルギーおよび新型エネルギー貯蔵産業が新たな成長の活力を示し、重点プロジェクトの年間投資額は前年比で倍増した。

中国水素エネルギー連盟専門委員会の余卓平会長は、「再生可能エネルギーによる水素製造の年間生産能力は25万トンに達し、世界全体の半分以上を占める。2025年末時点で、水素燃料電池車の累計販売台数は4万台近くに達した。中国の水素エネルギー産業はすでに『ゼロから1へ』の突破を果たし、技術と経済の転換点を越え、急速な規模拡大段階に入った重要な時期にある」と語った。(編集YF)

「人民網日本語版」2026年4月2日

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