様々なイラストが描かれている広東省広州市のトランスボックス

人民網日本語版 2026年04月10日16:35

広東省広州市天河区沙河街道(エリア)の街中にあるトランスボックスに最近、キワタの花や醒獅などのイラストが描かれ、話題となっている。

イラストを描いたのは、地元の清掃員・駱仕岳さん(42)。2014年から清掃員として働いている駱さんは毎朝6時から、管轄区域のゴミを車で集めて、集積施設まで運んでいる。そして、仕事が終わると、仕事着を脱ぎ、掃除道具を置いて、筆を握り、好きな絵を描いているという。

小学校6年生の時にデッサンを独学し始めた駱さんは、休みの日には家でよく絵の練習に没頭していた。しかし、働き始めてからは忙しくなり、2022年まで絵を描くことはなかったという。その年、駱さんは絵を描いている人のショート動画をたまたま目にし、心の奥底に眠っていた絵に対する思いが呼び覚まされ、再び筆を握り、寮で深夜まで練習するようになったという。

そうしてキャラクターや風景などを描いて、気分転換するようになった駱さんは、「絵を描いている時は、別の世界に入ったかのようで、心がとても落ち着いている。それに、作品が完成すると、とてもうれしい」と話し、寮の部屋には絵がたくさん飾られるようになった。そして同僚たちも、そこに「画家」が住んでいることを知るようになっていった。

今年2月、沙河街道は街中の壁にウォールアートを施すことを計画。駱さんの「腕前」をよく知る仕事仲間に勧められ、その業務を引き受けることになった。彼が2日間をかけて仕上げたキワタの花を描いた「頂天立地英雄花」というタイトルの作品は高く評価され、その後、沙河街道は街中のトランスボックスにもイラストを描くことを計画し、駱さんは進んでこの業務を引き受け、再び絵筆を握った。

市民からは、「素敵なイラストが描かれたことで、旧市街地の雰囲気が明るくなった」との声が寄せられ、「駱さんは、都市を美しくしてくれる真のアーティストだ」と絶賛された。こうした称賛の声に、駱さんは、「光栄で誇りに感じる。街のために自分にできることがあって、とてもうれしい」とした。(編集KN)

「人民網日本語版」2026年4月10日

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