蔡皋氏が中国人として初となる国際アンデルセン賞画家賞を受賞

人民網日本語版 2026年04月30日09:15

中国の絵本画家・蔡皋氏が13日、イタリア・ボローニャ国際児童図書展で中国人として初となる国際アンデルセン賞画家賞を受賞した。新華社が伝えた。

2026年国際アンデルセン賞選考委員会のシェリン・クレディ委員長は蔡氏の作品について、卓越した質、芸術性、感化力を備えていると指摘し、「彼女の世界の捉え方は非常に美しく、その作品は世界各地のより多くの子どもたちが中国を知る助けとなるだろう」とした。また、中国の児童書の質は海外の読者から認められ続けており、独自のスタイル、優れた質、独特の魅力を備え、中国の人々の美しい品性と感性、優れた文化的伝統を物語っているとした。

蔡皋氏は1946年湖南省長沙市生まれで、中国美術家協会の会員。長年にわたり児童書の編集や絵本の創作に携わってきた。これまでに第14回ブラチスラバ世界絵本原画展「金のりんご賞」を受賞し、2024年の国際アンデルセン賞画家賞にノミネートされた。

「祖母から物語や童謡を聞いて育った。中国の大地と民間文化が私の創作を育んだ」と話す蔡皋氏は絵本画家として専門的な教育を受けたことはなく、農村の教師から出発しながらも、才能と情熱で芸術の門を叩き、中国のオリジナル絵本において時代を画す絵本画家となった。蔡皋氏の芸術的創作は多様性と融合性に富み、中国伝統文化に深く根ざし、水墨の醸し出す東洋的情趣を基調としつつ、素朴で生き生きとした民間美学を取り入れ、温かく癒やしのある子どもの視点を中心に据え、民間伝承や古典文学、日常生活を巧みに再構築している。2001年には、「日本の絵本の父」と称される松居直氏と共作した「桃源郷ものがたり」が日本で出版され、日本の小学校教材にも採用された。

国際アンデルセン賞は国際児童図書評議会によって1956年に創設され、作家賞と画家賞の2部門があり、2年ごとに選出される。「児童文学のノーベル賞」とも称され、世界の優れた児童文学作家・画家への褒賞を目的としている。2016年には中国の児童文学作家・曹文軒氏が作家賞を受賞した。(編集NA)

「人民網日本語版」2026年4月30日

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