韓国で中国ブランドが人気 フードからドラマ、スマート製品まで
4月の最終日、韓国ソウル特別市江南(カンナム)区に新しくオープンした中国の新タイプ茶飲料ブランド「覇王茶姫」(CHAGEE)の旗艦店には、たくさんの人が訪れ、店の前から通路に沿っていくつも角を曲がるくらい長い行列が続いていた。開店してまもなく、オンラインのオーダーシステムには注文が殺到し、注文してから引き取るまで3時間以上かかる人もいた。

ガラスドアの店内は中国らしいムードあふれるデザインで、中国モチーフのカップがインテリアのアクセントになり、たくさんの韓国の若者がその前で写真を撮っていた。ミルクティーを飲んでいた韓国人女性は、「SNSでおすすめされていたのを見て、このためにソウルに来た」と話した。
そこから数キロ離れた明洞ショッピングストリートには、中国の湖南料理レストランの「農耕記」が店舗を構えている。オープンしてから1ヶ月ほどになるが、人気は衰えを知らず、夜の食事時になると地下の広場まで行列が続く。席を待ちながらどんな湖南料理を頼もうかとメニューを見ている韓国人客も多い。
農耕記の劉剛プロダクトマネージャーは、「オープン当初の客は主に中国人留学生と韓国在住の中国系住民だったが、SNSで情報が伝わり口コミが広がるにつれて、今では韓国の地元客が4割を占めるようになった」と説明した。
フードだけでなく、中国の映画やテレビドラマもより日常的な形で韓国の若者の生活に溶け込んでいる。中国ドラマのファンだという京畿大学職員の鄭児淑さんは、「ストーリー展開が速く、絶えず感情を刺激する映画テレビ作品に比べて、中国ドラマはもっと気楽に見られるし、登場人物同士のやり取りも気軽で面白い」と話した。
複数の取材対象者が、「今では中国ブランドにはさまざまな魅力がある」と口をそろえた。京畿大学の劉子陽教授は、「ミルクティーからアートトイ、テレビドラマ、スマートデバイスまで、中国ブランドはますます『情緒的価値』を提供することに長けるようになり、機能面でのニーズを満たすだけでなく、寄り添い感、リラックス感、社交体験を生み出すこともできるようになった」との見方を示した。
今では、そのようなシーンがソウルのあちこちでますます多くみられるようになった。たとえば、汝矣島の大型ショッピングセンターでは、中国ブランドのロボット掃除機が目立つ場所に置かれている。また、若者がドローンやスマートデバイスについて話すとき、中国ブランドの名前が挙がることが多くなった。そして、多くの韓国人ブロガーが続々と上海市や深セン市に出かけ、「中国でのショッピング体験」を発信している。
韓国メディアは最近、こうした現象を「中国ブランドの爆発的流行」と名付けた。京畿大学国際産業情報学科の李起範教授は、「この現象は、中国企業がこれまでの『生産型の海外進出』から『ブランドと消費体験を核心としたライフスタイルの海外進出』に転換したことを示している」と指摘した。(編集KS)
「人民網日本語版」2026年5月14日
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