地下2500mから熱を採取! 中国初の超臨界CO2地熱プロジェクトが稼働開始
人民網日本語版 2026年05月20日14:35
中国華能集団が開発・建設を進めていた中国初の超臨界二酸化炭素(CO2)地熱プロジェクトが5月19日、河南省鄭州市で正式に稼働を開始した。これは、中国の地熱エネルギーの効率的な開発・利用分野における新たなブレイクスルーを示している。科技日報が伝えた。

同プロジェクトでは、水の代わりに超臨界CO2を熱媒体として使用する。超臨界CO2を深さ2500メートルに達する地熱井の底部まで送り込み、地中熱を吸収した後、地上へ戻し熱を暖房用水へ伝達する仕組みだ。
従来の地熱利用で一般的だった水媒体方式と比べ、超臨界CO2は密度が高く、流動抵抗が小さいため、採熱効率がより高い。採熱能力は約20%向上し、単位当たりの暖房エネルギー消費量は10%低減できる。また、全プロセスで地下水を採取せず、地層汚染や地質環境への攪乱も発生しないため、クリーンかつ安全な採熱を実現できる。
プロジェクトの稼働後、冬季に1万8000平方メートル超の住宅集中暖房需要を満たすことが可能となり、年間で標準石炭約288トンを代替し、CO2排出量を約750トン削減できる見込みだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2026年5月20日
注目フォトニュース
関連記事
- 中国、3月末の累積発電設備容量が前年比15.5%増
- 世界最大のクリーンエネルギー回廊、第1四半期に安全かつ効率的な運用を実現
- 次世代「人工太陽」コンパクト核融合エネルギー実験装置の建設が着実に進展
- エネルギー危機が世界へ波及 中国エネルギー貯蔵産業が安定装置に
- 寧夏、新型エネルギー貯蔵の系統連系規模が800万kWに到達
- 中国の気候変動特使「エネルギー危機がEXを加速、中国の経験はグローバルサウスに貢献可能」
- 航空工業集団成都飛機工業公司、ハイブリッド水素エネルギードローンを開発
- 中国の次世代超大型原油タンカー、順調に引き渡し
- 中国エネルギー産業の海外進出が大幅加速
- 国家統計局「中国のエネルギー供給保障能力は高い」
このウェブサイトの著作権は人民網にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn








