大学入試を十余年にわたり支える、湖南省冷江市の夜間バス専用路線

学校で「夜の自習」をしている高校生を送るバスの運転席に座る肖江峰さん(写真提供・冷水江コンバージドメディア)。
湖南省婁底・冷水江市の路線バス運営会社は2015年に、学校で「夜の自習」をしている高校生を送迎する専用路線バスを開通し、ポイント・ツー・ポイントで高校生の帰宅をサポートしてきた。これまでの約10年間、この夜間バスは数え切れないほどの高校生に温かく寄り添い、帰宅をサポートしてきた。今年の時点で、このバスの利用者は延べ100万人以上に達した。そして、無事故、クレームゼロの記録も更新し続けている。中国新聞網が伝えた。
運転手の肖江峰さんは夜9時になると、会社から出発。9時15分に、冷水江第六中学校(中高一貫校)の校門の前に停車する。「当社のバスは毎回、30分前に校門の前に到着して、生徒を待っている。生徒が待つことがないように心がけている」と肖さん。
夜9時45分、「夜の自習」が終了したことを告げるチャイムが鳴ると、高校生たちが次々とバスに乗りこむ。そして、しばらくすると、バスの中は満員になり、10時ちょうどに、バス6台が発車する。
肖さんによると、都市の路線バスは基本的に午後6時40分に全て運行が終了する。そのため、「夜の自習」が終わった高校生が帰宅する時の交通手段が難題になっていた時期もあった。2015年に、冷水江市で「夜の自習」をしている高校生を対象にした路線バスが正式に開通し、2019年には実際の状況に合わせて、増発も実施された。肖さんは2019年から、この路線の運転を始めたという。
学校を夜10時に出発し、生徒を送り終わっても、肖さんの仕事はまだ終わらない。まだ、高校3年生のために増発されたバスがあるからだ。「校門の前で待っている時に、疲れている高校生を見ると、自分の息子も高校生の時は大変だったことを思い出す」と話す肖さんは、生徒たちが車内で少しでもゆっくり休めるようにと、バスをスムーズに走らせ、生徒たちを安全に家まで送り届けている。
「夜の自習」が終わったばかりの高校生で満員になったバスの中を見ると、窓に寄りかかって目をつぶっている生徒もいれば、友達と小さな声でしゃべっている生徒もいる。高校生にとって、夜間バスは単なる交通手段ではなく、高校生活の大切な思い出を乗せた特別な空間にもなっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2026年6月5日
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