中国、純度99.99%超の量子半導体の重要材料開発に成功
中国核工業集団有限公司(中核集団)によると、中国の科学者は6月15日、安定同位体濃縮および高純度シリコン製造分野で重要なブレイクスルーを達成し、濃度99.99%を超えるシリコン28同位体の独自量産に世界で初めて成功した。製品の主要指標は国際先進レベルに達している。これは、中国が独自化が可能かつ協調的で効率的な安定同位体産業体系の構築に向けて実質的な一歩を踏み出したことを示している。人民網が伝えた。

シリコン28安定同位体製品。撮影・閆紹輝
シリコン28はシリコンの安定同位体として、原子核スピンがゼロであるため、量子計算における環境ノイズの干渉を大幅に低減でき、「世界で最も純粋なシリコン」とも呼ばれ、シリコン系量子半導体に不可欠な中核材料となっている。
業界関係者によると、安定同位体は最先端技術と国家安全保障を支える重要な基礎材料であるだけでなく、核医学イメージング、精密放射線治療、核セキュリティのトレーサビリティ、環境追跡、基礎物理学研究などの分野でも代替不可能な価値を持つ。
「核技術応用産業の質の高い発展三カ年行動計画(2024~26年)」では、高濃度・高化学純度安定同位体の分離・精製技術研究を推進し、安定同位体産業チェーンを構築して製品の種類を増やし、その生産規模を拡大する方針が明確に示されている。
現在、中核集団傘下の核工業理化工学研究院(核理化院)はモリブデン、テルル、ニッケル、亜鉛、シリコン、イッテルビウムなど12元素・26種類の安定同位体の生産を実現しており、基礎研究から産業化までを結ぶ全産業チェーン型イノベーション体系の構築を加速させている。
中国工程院院士の雷増光氏は、「高濃度シリコン28に加え、核理化院は今後、原子力・核医療、航空宇宙、量子情報、粒子物理学、深宇宙探査などの分野における重要なニーズに対応するため、一連の安定同位体製品の研究開発を進める」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2026年6月16日
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