ハスの花の季節迎えた杭州 3時間で4000本売る露店も

人民網日本語版 2026年08月04日16:48

西湖の歩行者天国「湖浜歩行街」のハスの花マーケット。

西湖の歩行者天国「湖浜歩行街」のハスの花マーケット。

早朝5時半に、浙江省杭州市の上城区にある長さ約200メートルの路地「大馬弄」に行くと、通りいっぱいにハスの花の香りが漂っていた。「ハスの花ストリート」と化しているこの路地には、夜が明ける前から多くの市民が集まるだけでなく、浙江省海寧市や紹興市からやって来た花好きの人たちの姿も見られる。最も混雑している時間帯には、杭州の夏の風物詩であるロマンチックな「ハスの花」を購入するために、1時間以上列に並ぶことを厭わない人も多い。新華社が伝えた。

午前7時ごろに「大馬弄」に行くと、チャイナドレスを身にまとった女性・夏さんが、ハスの花をヒマワリやハスの花托、竹の葉と組み合わせ、それを北宋の周敦頤の漢詩「愛蓮説」がプリントされたラッピングペーパーで包み、江南エリア独特の優雅な雰囲気漂う花束を客に手渡していた。夏さんは、この通りで一番最初にハスの花を販売し始めた。

「お昼にまた来ても何も買えませんよ!」そう話す夏さんは、「平日は早朝5時から売り始め、8時過ぎには4千本以上のハスの花が売り切れる。週末なら、2倍以上は売れる」と笑顔で語った。取材では、「大馬弄」では10店以上の事業者がハスの花を販売しており、1日当たり合わせて1万本以上売れることが分かった。

収獲したばかりのハスの花の束を運ぶ建徳市双泉村のハス農家(撮影・翁忻暘)。

収獲したばかりのハスの花の束を運ぶ建徳市双泉村のハス農家(撮影・翁忻暘)。

杭州の人々のハスの花を愛する思いは、DNAに刻み込まれている。市民の陳静静さんは、「毎年、西湖で1個目のハスの花が咲くと、巷で大きな話題となる。1個目のハスの花が咲いたことを都市の人々みんなが喜ぶということ自体、とてもロマンチック」と語る。

歩行者天国「湖浜歩行街」にある「荷風里共富マーケット」に楊蒙さんが出しているハスの花を販売する露店には、大勢の人が集まっていた。楊さんは、「6月に入ってから、毎日午後2時から店を出しているが、深夜までずっと忙しい」と話す。

ハスの花は都市の人々の暮らしに花を添えるだけでなく、農村振興のためにも新たな活力をもたらしている。建徳市大慈岩鎮の関係責任者は、取材に対して、「当鎮のハスの花栽培面積は数千ムー(1ムーは約6.7アール)‌。ハス農家は主にハスの種販売を生業としていた。これまでは生産高が一定で、増収の余地が限られていた。今では、建徳市のハスの花を『西湖景勝地』で販売できるので、多くのハス農家の新たな増収手段になっている」と説明する。(編集KN)

「人民網日本語版」2026年8月4日

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