今年の夏休みシーズンに中国で「GoTo県域トラベル」が人気に

人民網日本語版 2026年08月21日15:31

安吉県孝源街道(エリア)を流れる川で魚捕りを楽しむ子供たち(2026年8月6日撮影・黄宗治)。

安吉県孝源街道(エリア)を流れる川で魚捕りを楽しむ子供たち(2026年8月6日撮影・黄宗治)。

浙江省安吉県に行って茶摘みを体験したり、内蒙古(内モンゴル)自治区の阿爾山(アルシャン)市に行って「涼しい夏」を楽しんだり、安徽省歙県に行って徽州古城を散策したりと、今年の夏休みシーズン、「県」に旅行に行くというのが、中国で人気を集めている。オンライン旅行予約サイト・同程旅行のデータによると、今年の夏休みシーズン、「GoTo県域トラベル」関連の商品の予約が前年同期比6割以上増となっている。新華網が伝えた。

では、都市ではなく、県へ旅行に行くのを好む人が増えているのはなぜなのだろうか?

人気の理由は「手つかずの自然」

北京第二外国語学院中国文化・旅游(観光)産業研究院の呉麗雲教授は、「小さな町でしかできない独特の体験が多いためだ。新疆維吾爾(ウイグル)自治区伊犁哈薩克(イリ・カザフ)族自治州昭蘇(モンゴルキュレ)県に旅行に行ったが、馬が水しぶきを上げながら川を疾走したり、馬の大群が疾走したりする圧巻の景色を忘れることができない」とした。

遼寧省に住む男性・李さんは今年の夏休み、子供を連れて浙江省徳清県莫干山に行き、日中は沢登りを、夜はホタル狩りを楽しみ、「これらは自然の中でしか体験できないことで、都市においては、いくらお金を払っても体験できないことだ」とした。

同程研究院の程超功首席研究員は、「県域旅行の人気が高まり続けているのは、優れた自然資源や現地の風俗・習慣・文化、農村の文化観光資源という3つの強みが集まっているため。県域には、大都市にはない『手つかずの自然』の魅力がある」と分析している。

癒しを求めてのんびりとした旅行を楽しむ観光客

旅行先が変わることで、遊び方にも変化が生じている。

多くの観光客は「のんびり」と旅行することを望んでいる。同程旅行のデータによると、今年の夏休みシーズン、人気の県域における観光客の平均滞在日数は前年同期比で2.3日長くなった。そして、5泊以上のオーダーが前年同期比8%増となった。旅行サイト・携程網のデータを見ても、4日以上の旅行に出かける人の割合が昨年の28.4%から、今年は47.1%にまで高まっている。

のんびりとした旅行を楽しむ観光客は、滞在日数が長いだけでなく、没入型の特色ある体験を好むようにもなっている。多くの人が小さな街をのんびりと旅行し、文化体験を楽しんでいる背景には、「心を癒したい」という強いニーズがある。

また、浙江旅游職業学院の章芸教授は、「交通ネットワークが日に日に整備され、『GoTo県域トラベル』を楽しむことができる場所も拡大し続けている」と分析している。同程旅行のデータによると、今年の夏休みシーズン、県域におけるレンタカーの利用数が前年同期比75%以上増となった。ロードネットワークが整備されるにつれ、県域の観光地としてのポテンシャルがさらに掘り起こされている。(編集KN)

「人民網日本語版」2026年8月21日

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